2009年01月25日

要は信頼度の問題 前編

先日、ニューヨークの航空機事故が軌跡的に解決して、アメリカをはじめ日本など世界中で『ハドソン川の奇跡』として大きな話題になったんですが、それに対して歌手の宇多田ヒカルさんが「奇跡ってナンダ?」という内容でアップしており、大きな話題になっていました


内容そのものに対して丸写しはおろか引用もできないので、詳細を書けないのが惜しいところですが、かいつまむとこういうふう。

・今回の事件で騒ぐことがよくわからない。
・今回奇跡として取り上げられているのが、私(宇多田ヒカルさん自身)の見方(哲学)と合わない。
・ただ、自分自身の人生や生活においては幸運を感じながら生きている。
・(話題が挙がったパイロットに対して)普通に生きている人なのに、ヒーロー視されているように感じる。
・アメリカ自身がヒーローを求めているような気がする。そして内向きになっているような気がする。


などなど。


正直、本当に大惨事になりかねない出来事だったこの事故、本当にパイロットの機転とそれを陰で支えたキャリアアテンダント(スチュワーデス)の冷静な判断によって本当に『奇跡的に』解決できたものをさも当たり前のように解いているわけです。
一人の個人的な見解なので、あまり深く見るのもどうかと思いますが、アーティストとしての顔も持っている人間であることを考えれば、この発言はいただけない部分もあると思います。
それにもう20歳を過ぎているのに、この発言には大人らしいという部分はあまり感じ取れないですね。

特に宇多田さんは、以前に任天堂のイメージキャラ(ニンテンドーDSで出演)だったにもかかわらずXBOX360のイベントに出ていたり、あまつさえその当時秘匿扱いだったゲーム機名の「XBOX360」を報道発表前に自らのサイトで明かすなど『前科』があっただけに、今回の発言はまたかとも感じていますね


今回のことは、普通の人や慣れたパイロットでさえ判断を誤りかねない事件であったことと、仮に同じような状況に持ってこれたとしても、今回のように奇跡的に着水して乗客の全員が救えたのかいささか疑問です。


このように、宇多田ヒカルさんのように若い人が、20過ぎたとはいえ、社会的経験にまだまだ乏しい人が言うのは、まだ同期や人生の先を歩んでいる人達(まれにその後塵を歩んでいる人達でも、是とすることは可能だとも思っていますが)が正していくことは可能だと思いますが、これが人生を随分と歩んでいる人の発言だった場合、どう思うのでしょうか?
後編ではそのあたりを書いていこうと思います。



Posted by alexey_calvanov at 22:56│Comments(0)TrackBack(0) 真面目なモノ 

この記事へのトラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字