現在絶賛放送中の「怪しい伝説」の第5シーズン。
様々な事象が検証される中、今回はアラスカが舞台のため、寒冷地にまつわるエピソードを集めていました。
その中で面白かったのが、表題にもしているアダムのセリフなわけです。
というのも伝説の内容が、厚い氷の張った池の上で投てきしたダイナマイトを犬が持ち帰ってきてしまい、爆発すると哀れ車と共に氷の下に沈んでいく・・・というものだったため。
しかし、犬は確かにダイナマイトでさえも爆発する前に持って帰っては来るものの、そのダイナマイトの爆発威力は、45cmも張った池の厚い氷を破壊するには至らず、伝説はウソと判明。
それでも、『永遠の少年』(爆)アダムとジェイミーは、どうしても沈めたいがために、約10kg(24ポンド)の爆薬を使うハメに。
ところが、冬のアラスカは非常に寒いため、爆発して氷を破壊しても、すぐに氷が固まってしまう。そうなると、再び同じ重量の爆薬を仕掛けて取り出さざるを得なくなる・・・ということが起こるというすごい珍現象が見られるわけです。
この回はその他のエピソードも面白かったですね。
ヘラジカをはねそうになった時、ブレーキを踏んだほうがいいのか、スピードを出して強引に突破したほうがいいのかという噂の検証では、何とネット上で人工的にヘラジカ(模型)が作れるという驚愕の事実が。それを用いて実験し検証した結果、スピードを上げれば上げるほど、車体(特に上部)の凹み(衝撃)が増すだけで意味のないこと(逆に言うと死に至る可能性がある)が判明。
なお、ヘラジカが車上に飛び越えてくれるには、公道にF1カーで約156km/h(時速97マイル)出ていないといけないという非現実的なことが起こらないとダメらしい。
もう一つの冬の間部屋に何もせずに引きこもった状況になると、閉所性発熱症(過剰睡眠やイライラしたり忘れっぽくなったりするなどの錯乱状態にを起こす精神病の一種)を引き起こすという伝説は、あの2人に監視人のキャリーも巻き込んで、壮絶なものになっていましたね。
検査のためのテストを台無しにしたり忘れたりするわ、冬眠したかのように眠りこけるわ、些細なことでイライラを募らせてしまうわ、果てには何かの悟りを開いたかのごとくに窓の外を物憂げに見つめているわの通常では考えられないことが散見する有様。
ウソじゃないかと決めてかかっていた2人も、もしかすると本当かもしれないと思うようになったとさ。
今挙げたその他2つのエピソードは、対象動物の種類や状況は違えど、日本でも起こりうることなので、知っておいて損はないかもしれないです。実際に北国ではそのような状況に陥った・・・なんてこともあるかもしれないですよ(シカやクマを車がはねたという話をよく聞きますし)。