2008年11月03日

健闘と言うべきか、ふがいないと言うべきか・・・

サッカーの天皇杯が始まっていますが、今日はいよいよJ1リーグが登場。その中で注目の試合が2つ行われていました。


一つ目は、J1の雄である鹿島アントラーズと関東大学リーグ所属(かつてはJFLにも所属)で東京都予選を勝ち抜いてきた国士舘大学
試合は一進一退の攻防を繰り返し、最終的にはPK戦にまで持ち込んだものの、PKは3-0で鹿島の勝利。PK戦に関しては格の違いが露見しました。

もう一つは、通称名岐ダービーになったJ1の名古屋グランパスと今年J2に昇格したFC岐阜。プレシーズンマッチでの対戦はあったものの、公式戦では実は初めての組み合わせ。昇格(もしくは降格)前に大一番がやってきました。
こちらも一進一退の攻防戦となり、互いに死闘ともいえる戦いをしていましたが、後半終盤(ロスタイム)にゴール際のもつれあいから名古屋が押し込んで得点。これが決勝点になり、1-0で名古屋が勝利となりました。

後者の試合はNHKで中継していた(恐らく東海北陸ローカル)んですが、全国的には前者のほうが中継されていたのではと思います。
普段サッカーを見ない人間がここまですごい試合だなぁと思わせるのは相当なものですよ、こりゃ。


というのも、どちらにも言えるのは、格上のチームであるにもかかわらず、それを思わせないダイナミックなサッカーをしていたこと。
共に守備重視で、その防戦の隙を狙って攻勢に出るというスタイルだったのですが、特に主力選手をプレスしまくった国士舘大学はその戦術が見事に当たったようです。
FC岐阜も名古屋の攻勢をほぼ全員守備的な形で防いで叩くといった鉄壁守備を全面に押し出して、名古屋を翻弄していたと思います。FC岐阜は終始優勢でしたし・・・。
そして、それに対して有効策を練られなかったJ1の両チームはもう少し何かできなかったのかと思えてなりません。


最近は流通経済大学やホンダロックといったJ1から見れば格下とも言えるチームが大きな大会で大健闘をしていますそういうところがサッカーの醍醐味なんだろうなと正直思いますね。こういうのは野球には中々できないことだと思いますし、昔からそういう土壌があったからこそ可能なのだと思えてなりません。


来年はJ1に惜敗した両チームが更なる飛躍をしていけるように願っております。



Posted by alexey_calvanov at 00:52│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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