2008年11月02日

結局何をやっても再建できずか?

今日見たニュースで驚いた方も多いでしょう。
パナソニック(旧称松下電器)が、同じ家電メーカーである三洋電機を買収の方向で動いていることが明らかになりました。
このパナソニック・三洋連合が誕生すれば、日本で第1位の売上高を誇るだけでなく、世界でも大きな部類のメガデベロッパーになることは間違いありません。


これを見て思ったのは、結局、三洋電機は経営改革に辣腕(らつわん)を振った人物に入れ替えても、白物家電に事実上の撤退をしても、エネループといったヒット商品が出ても、果ては携帯電話事業を売却しても、この流れは止められなかったんだなということでしょうか。
そこまで今回の不況が追い討ちをかけてしまったことと、それだけ三洋電機の経営基盤が悪かったのだということを痛感させられました。
そしてもう一つ思ったのが、携帯電話事業を売ったことが、今となっては今後の買収交渉に影を落とさないかということです。
現在携帯電話事業は京セラが買収し、三洋ブランドは残っているものの、事実上京セラが製造販売する形をとっています。
ところが、パナソニック自身も携帯電話事業を持っているのはご存知のとおり。
もし買収が成立することになると、現在三洋ブランドで名乗っている京セラの携帯電話事業は三洋の携帯電話事業を(金銭補償を含めて)パナソニックに帰すのか、三洋のブランドを消滅させて京セラのブランドとして残すのかという二者択一の選択を迫られることになるのかもしれません。
もしかすると、京セラを巻き込んだ交渉になるかもしれないだけに、今後の動向が気になるところです。



Posted by alexey_calvanov at 01:49│Comments(0)TrackBack(0) 真面目なモノ 

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