2008年09月22日

久しぶりの20勝投手登場

やってくれました。


以前記事にもしましたが、楽天の岩隈選手がペナントレース優勝の懸かっていた西武戦で先発し、西武の地元胴上げを阻止しただけでなく、自身初かつ5年ぶりの20勝投手になりました。


野球をよく知っている人ならわかるかと思いますが、今の野球で20勝を挙げることは相当な精神力と運、そして実力がないとできないことでもあります。

昔の野球はエースの連投によるところが多く(もっと言うとコマ不足という面もありますが)、20勝はおろか30勝もよくある話だったといいます。
ところが、1970年代後半から、セーブの概念が出てくると、先発も分業制(いわゆるローテーション制)が確立され、除々に勝ち星の数が減っていきました。また投高打低から打高投低に移り変わっていったことで中継ぎに受け渡すことが増えたり、近年ではその中継ぎの重要性もクローズアップされてきたことなどもあり、15勝以上するとエースという時代になってきたかなと思われます。
そんな中で挙げた20勝というのは非常に貴重であり、これから先同じように達成する投手が出てくるのかというと、非常に難しいものだと思います。まさに20勝を取るということは本当の意味でのエースだと思えてなりません。
そういう意味では、例えば200勝投手にはなれなかったものの、2年連続で20勝を獲得した元巨人の斎藤さんは名球界に入れてもおかしくない選手だったのかもしれません(実際には200勝以上が入会条件なので、どうあがいても無理なのですが)。


ここまで来たら、21勝目を狙いにいってもらいたいものです。そうなれば、約四半世紀(23年)ぶりの20勝以上投手として名が残ることでしょう。



Posted by alexey_calvanov at 22:49│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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