2008年09月13日

その意外な理由

皆さん、水道代を見て水をムダ使いしたと思ったことがあるかと思います。
そうなると、真っ先にするのは節水だと思います。
しかし、節水をいくらしても、相変わらず減らない水道代に業を煮やした監査委員が調べ上げたら、実に驚きの結果に至ったことが今日の新聞で載っていました。


それによると、この驚きの結果が出たのは名古屋市にある名古屋市交通局の市バス野並営業所

以前から、野並営業所は名古屋市最大のバス保有数のある中川営業所の7割くらいしかないのにもかかわらず、野並営業所の水道代は中川営業所の2倍かかっているという結果が出たそうです。そのため、野並営業所では少しでも水道代を減らすため、必死になって節水キャンペーンを営業所内で繰り広げていたものの、実を結ばずにいたそうです。

そんな折、市の監査委員が市の交通局の財務を調べていた時に、この事実を指摘。その指摘に対し、市交通局が調べたところ、何と野並営業所に走っている水道管が一部亀裂破損していることがわかったとのこと。どうやら水道代高騰の原因は、その水道管亀裂破損による漏水によるものだったのです。


驚きは隠せないものの何とお粗末な結果だったなと感じさせるだけでなく、今まで市交通局が各営業所の水道代の比較を行っていなかった(統計のみ)というのもお粗末極まりない
前述の中で『野並営業所は名古屋市最大のバス保有数のある中川営業所の7割くらいしかないのにもかかわらず、野並営業所の水道代は中川営業所の2倍かかっている』と書いていますが、その事実も監査委員が調べた結果で初めてわかった事実というから、聞いて呆れます。
もっと言うと、交通局の財政状況からなのか、水道管の定期点検を行っていなかったというから、もう何と言うべきか。

交通局は毎年大きな赤字だ出ている状況。
そんな中でも、最近バス事業だけは黒字を出していただけに、こんなことを早く見抜いてほしかったと思います。もし、水道代の比較なり検証をもっと早く行っていれば、大きな支出(ちなみに、2007年度の過剰支払いは500万)は抑えられたかもしれないのに・・・と思えてなりません。


こんなことで、市交通局の財政はもっと改善できるのか心配でなりません。



Posted by alexey_calvanov at 23:51│Comments(0)TrackBack(0) 真面目なモノ 

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