2008年08月04日

真剣勝負=直球勝負を考える

先日、オリックスの清原選手が約2年ぶりの1軍復帰を果たしました。今日の試合では逆転の口火を切るヒットを放ったそうです。


さて、その清原選手はかつてストレート勝負を挑まなかった選手に対して罵倒する発言を行ったことがあり、それがきっかけで真剣勝負=直球勝負という概念が生まれたという経緯があります。特にオールスターではこれをやることが一つのステータスになっているような気がします。

しかしながら、これは本当に真剣勝負たる意味なのかというと、必ずしもそれはイコールでは繋がらないものだと思っています
確かにストレートが持ち球の投手ならそれでいいのかもしれませんが、逆に技巧派の投手にそれを強要してしまってはいないかという懸念を感じずにはいられないわけです。
技巧派の投手には、互いの化かしあいという見どころがあるわけで、その互いの心理戦に打ち勝った時の爽快感はストレート勝負と同じくらい価値のあるものではないかと思います。次は何が来るのだろうという予想をしながら野球をする(もしくは観戦する)というのは、野球を知っている人でないと難しいのでわかりにくいところではありますが、本当の野球の面白さを存分に知るにはこれほどいいものはないと思っています。


ただ、清原選手が当時発言した内容にも理解できないわけではありません。彼自身、全身全霊を持って受けたい、己が身をかけて勝負したいという気持ちに水を差されたと感じてああいう暴言を吐いたのだと思います。


ところで、なぜ今こういう記事を書いたのかというと、引退を賭けている今だからこそ本当の真剣勝負の意味をわかってほしいと思うからです
ストレートの早くない選手は、いかにして相手の打者を仕留めるかを考えて必死になっています。そのために相手の予想する上を行く配球をするわけです。
数多くの怪我をしたあなたにならわかるはずです。怪我をして速い球が投げられない苦労を。それを補うためにどれだけ苦労したかを。そして速い球が投げられる投手でも、それを多彩な配球のひとつにしている選手がいることを。
そして、その多彩な球が打ち返せて初めて本物の打者だと。



Posted by alexey_calvanov at 23:06│Comments(6)TrackBack(0) スポーツ | 真面目なモノ

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この記事へのコメント
元広州駐在員さん>・・・って、センセ(ギャハ)。

まぁ、本題に入りますと、何か最近のオールスターが監督の策略で動いてるんじゃないかとか言われてるところもありますねぇ・・・。
主力つぶしをやってくる場合もありますし、挙げられた敵キャッチャーの探りあいも然りで。

まぁ、でも選手が楽しくやっている姿を見ると、そんなこともないのかなと少し安心してしまう私がいるのですが・・・、
Posted by アレックス at 2008年08月11日 23:50
今さらではありますが

オールスターで直球勝負っていうのは風潮もそうですが決め球見せたく
ないってのもあるんですよね(捕手が他球団の人だと特に。逆に捕手
側はやたらとその決め球のサインを出すとか)

個人的にはオールスターの存在意義自体に結構疑問符だったりします…
選手も怪我しないこと第一なプレイになっちゃってるし。
Posted by 元広州駐在員 at 2008年08月11日 19:43
【NAO】さん>初めまして。
投手はごまかしが効かないので、圧倒的不利ですが、調子がよければ力でねじ伏せられるという利点はあります。

ただやはり、それができるのはほんの一瞬だと思いますし、やはり日本の野球は精密さで培われてきていると正直思いますね。

それが力と力のぶつかり合いだといわれているパリーグでさえもです。
Posted by アレックス at 2008年08月06日 02:38
はじめましてさん>どうもはじめまして。

それができなくなった時は自らの引き際だということは、ぷろである以上わかっていると思いますし、そう思いたいです。
そこまでプロ選手はサラリーマン化していないと思いたいですが、いかに?
Posted by アレックス at 2008年08月06日 02:33
はじめまして
直球勝負は圧倒的に投手の方が不利ですからね
投手の持ち球をフルに使うのが本当の真剣勝負だと思います
Posted by 【NAO】 at 2008年08月05日 08:30
直球勝負を要求するような雰囲気を醸し出して直球を打てない打者は早くプロをやめるべきだと思います…
Posted by はじめまして at 2008年08月05日 02:12

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