新機種ドコモ編、今回は906シリーズのその他機種紹介です。
5:SH906i
近年のドコモではNECに変わってユーザー利用首位を走るシャープの回転2軸式モデル。3インチフルワイドVGAの新型モバイルASV液晶を搭載。TOUCH CRUISERも決定キーに内蔵され光センサーで反応する方式に変わった。そればかりでなく、回転2軸で表面をディスプレイにすると、タッチパネル方式の認識機能に変化するようにもなっている。
SH905iで好評だった5.1chドルビーモバイルも搭載している。
個人的感想
前機種に比べて厚みが増したのは残念なところだが、それ以上に様々な機能が追加および強化/改善されている。
追加されたのはディスプレイ面のタッチパネル。
ゲーム機でもニンテンドーDSで、ゲーム機以外でもPDA端末に取り入れられているばかりでなく、ケータイでも同じドコモの夏モデルではプラダフォンにも取り入れられているし、7月にソフトバンクから発売予定のiPhone 3Gもタッチパネルが搭載されている。
また既にイーモバイルのEM・ONEシリーズやウィルコムのW-ZEROシリーズなどにも使われており、最近ケータイでもトレンド化している。
一般的なケータイに投入されるのは恐らく初めてになると思われる。今までディスプレイ面に向けた時に、サイドキーでの操作の煩わしさに辟易していた人には、直感的な操作で動かすことができるので、操作によるストレスも減ることだろう。
また、Bluetoothも追加されたため、イヤホンのケーブルの煩わしさからも開放されるばかりでなく、ワイヤレスキーが利用できるようになり、ケータイのメールタイピングが苦手な人には朗報になるだろう。
改善/強化された面ではカメラ機能。
520万画素に上がっただけでなく、手ブレ補正や顔認識機能が追加されたオートフォーカスに進化している。
906シリーズの中では間違いなくハイスペック。ぜひトップ挽回を図るNECの機種と比較してほしい。オススメ。
6:AQUOSケータイ SH906iTV
シャープの液晶テレビAQUOSの名を冠したサイクロイド型モデル。同ケータイとしては3代目にあたる。
3.3インチフルワイドVGAモバイルASV液晶になったことで機種が大型化したものの、SH906iで投入されているドルビーモバイル・光認識のTOUCH CRUISERが追加された。
映像面も秒間フレームの補完技術が向上し、より滑らかになっている。
個人的感想
シャープの技術が凝縮したAQUOSケータイの新型モデル。au・ソフトバンクにもこのシリーズは投入されているが、それを遥かに超えたハイクオリティな機種に仕上がっている。
キーを触らなくてもテレビのメニューやフルブラウザを動かしたりできるのは非常に画期的。またSH906iと違って置いて使えるので作業的にも楽。Bluetoothも搭載しているので、ワンセグをワイヤレスイヤホンで楽しむことができる。
それ以外にも、音声通話の面で進化を遂げており、「トリプルくっきりトーク」・「スロートーク」をシャープのハイエンド機種で初めて搭載している。
カメラは320万画素とこのシリーズでは普通なものの、テレビ機能が他機種に比べかなり充実している。オススメ。
7:SO906i
ソニーの液晶テレビBRAVIAの名を冠した回転2軸式モデル。BRAVIAの名を冠したのは、SO903iTV以来約1年半ぶり。
3インチのフルワイドVGA液晶を搭載し、ソニーエリクソンとソニーとの共同開発のBRAVIAエンジンを搭載し、映像の高精細化を図っている。
また、ソニーグループの家電・ゲーム機に搭載されていて、直感的に操作できるメディアランチャーを搭載。さらにモーションセンサーの動きとリンクすることもできる。
個人的感想
久しぶりにBRAVIAの名を冠したモデルが登場。シャープの成功例を見て再びワンセグに力を入れてきたかもしれない。
特に回転2軸利用時に威力を発揮しそうなのがモーションセンサーとメディアランチャー。
傾けて操作できるので、SH906iのタッチパネル指揮の操作と同様にストレスを感じることなく操作できるだろう。
しかしながら、通常操作の時にこの機能を発揮できるのはジョグダイヤルになるのだろうが、今回は+JOGを含め搭載されておらず、その点は残念でならない。
8:F906i
ディスプレイ部分を左または右90度に回転させることでワンセグやフルブラウザ機能がすぐに使えるヨコモーションケータイ。
最大の特徴はダイヤルキー部分に搭載されているサーチキー。ケータイの端末ないデータの検索に加えGoogleも含めた検索が可能。
これ以外には、らくらくホンシリーズに搭載されていた「はっきりボイス」・「くっきりボイス」や歩数計機能がこの機種にも搭載されている。
個人的感想
見た目にはあまり変わりのない機種だが、前機種より2mmほど薄くなり、折りたたみのフラット感をさらに強調している。
検索機能が充実しているばかりでなく、いわゆるPCで使われているヘルプ検索機能を搭載。マニュアルがなくてもすぐに使えるようになった。
この機種でもらくらくホンと名乗れるくらいにハイスペック化しているが、既にプレミアムが出てきている今、どう差別化していくのかが大きな課題になっていくだろう。
次回は70Xシリーズの機種紹介です。