まさかとは思いますが、これが例の長期メンテの原因だったんじゃないかと思われかねないニュースが、「ITmedia +D モバイル」で掲載されていたので、その話をば。
そこの記事によると、KDDIが「au one My Page」にある解約者のデータを誤って削除してしまったとのことらしいです。
ご存知の人もいらっしゃるかとは思いますが、「au one My Page」会員だった人のデータは、解約日から90日(3ヶ月)間はサーバー上に残されているということになっています(このことに関しては若干後述)。
ところが、サイト側(この場合KDDI)がメンテ中に解約後のデータ保持期間の起算日を誤ってカウントしたため、2月8日から5月7日の期間中にサービスを解約した2万5568人分の解約者の保存データが解約前の状態に復元できなくなったとのことだそうです。
もちろん、この中には、ここ(「au one ブログ」)も含まれるわけでして・・・。
よくあるケースとして、一度何かしらの理由で解約して、その後(90日以内に)再び解約者のデータが残っているのを利用して復活するという一種の『裏技』を利用していることがありました。今回そのような事象を行っていた何人かは復活できなくなってしまったわけで、どのくらいなのかはわからないですが、それによる何かしらの損害もあったかと思います。
そして、この事態で一番怖いのが、メンテ中であったこと。何が起こっているかわからないためです。そして、解約ユーザーだけだったのでよかったのですが、既存ユーザーに影響の及ぶようなメンテ作業であったら被害は計り知れないことになったので、KDDI含めた運営サイドはもう一度再発防止を徹底的に図っていただきたいと思います。