3本買ったゲームソフトの最後を飾るのは、「バンガイオー魂」。
『魂』と書いて『スピリッツ』。まるで、『アニメ魂』と書いて『アニメスピリッツ』と読ませるかのようだ。<あの番組、今はカタカナで書くほうが正式名称だから。
・・・ま、そんなことは置いといて。本題。
この作品のジャンルはアクションシューティング。弾幕シューティングも真っ青なくらい弾がばら撒かれる作品です。
で、やってみると・・・。
まずわかるのは、プレイの敷居が低いということ。
いや、難易度の低いというふうではなく、プレイスタイルのほう。
普通、次のステージに進むには、そのステージをクリアしないといけない(いわゆるステージクリア制)。ところが、この作品は既に全160ステージが開放されているという太っ腹仕様。さらに好きに武器のカスタマイズも可能。
であったとしても、ステージはかなりトリッキーなものもあり、難易度に関しては意外にもオープンフリーな体制とは違ってやや辛口かなと思います(ただ自由に武器のカスタマイズができることで、多少は難易度の上げ下げが可能なのだろうが)。
そんな思いとは裏腹に、チュートリアルはいかにもバンガイオーらしい。
実は今作はストーリーストーリーしたものが全くなく、取説に載っている3人もチュートリアルで出てくるだけで、フリーモードには一切絡んでこない。
悪く言えば、ストーリーモードがない手抜き作品と言われかねないんですが、チュートリアルでの小話的な展開の中にも、バンガイオーらしさと絶妙な間が含まれていて、楽しみながら覚えられるとは思います。ただ、若干ややこしい部分もありますが。
ちなみに、バンガイオーでおなじみ(?)の自虐的な話の持って行き方も健在です(爆)。
ストーリーモードがない代わりに、ワイヤレス通信を利用したマルチプレイが楽しめたり、エディットモードで自分好みのオリジナルステージが作れるだけでなく、そのオリジナルステージをサウンド変換して、(理論上は)携帯音楽プレイヤーやPCを介して世界中にばら撒くことも可能になるサウンドロード機能で、ストーリーモードがない分を補えるくらいの脳内ストーリーの構成ができるんじゃないかと。
まぁ、わかる人にしかわからない玄人向けの作品ではあるんでしょうけど、この作品の面白みがわかれば、どっぷり浸かれるんじゃないかと思いますね。