KDDIが主催に加わった理由はauで2003年から機能の一部として加えられているFM聴取機能を新たな聴取スタイルとして普及・浸透・再認識させるため。
実際使っている方はわかるかと思いますが、FMチューナーが付いたことで、リアルタイムに曲名が知れるだけでなく、そのアーティストの情報や着うた・着うたフルをすぐにダウンロードできるようにもなっています。
またよく国が言う「放送と通信の融合」が最も手軽に実現できているほぼ唯一のメディア(ワンセグはまだデータ放送が未成熟な面があり、成熟度でいえばFMチューナーのほうが上だと思う)ともいえ、あと災害時にすぐに情報が仕入れられるという観点ではEZwebなどの通信よりも確実という利点があります。
実際、名古屋の民放AM/FM局とNHK名古屋では、ラジオを持って安心生活をキーワードにRADIO ON THE GOという普及キャンペーンを行っており、FMチューナー搭載ケータイは、FMだけではあるものの、その利にかなっていると思われる。
KDDI(au)が主催に加わり、新たな視聴スタイルを普及・浸透・再認識させるとうたっているものの、そのauでも最近FMチューナー対応ケータイが減少気味なのは気になるところです。特に一部の高性能ケータイや2007年冬モデルの一部などには、EZ・FM(FMチューナー)機能が削られているケースが散見されるようになってきました。
せっかくこのイベントに参加するのなら、それなりに普及させようとする意思を見せるべきなのではないのでしょうか?
アナログだから、時代遅れだからという意識があるのなら、改めてほしいし、イベント参加にも疑問符がつきます。ドコモやソフトバンク、ウィルコムにはほとんどない機能ですから、ぜひアドバンテージにしてほしいものだと思います。
ちなみに、イベントに参加できるのは八重山(石垣・西表・武富・与那国などの八重山諸島)圏の住人400組800名と全国53局リスナーとKDDI選考の54組108名のみとのこと。EZ・FMの応募サイトからできるそうなので、申し込みたい方はお早めに。
放送時間は3/23(日)19:00~20:00で、全国53局同時ネット(生放送)の予定。