冬の新アニメ、5番目はPCゲームが原作になっている「true tears(トゥルーティアーズ)」です。
PCゲームが原作(今年の春にはPS2への移植も決まっている)とはいっても名前が一緒なだけで、作品そのものはオリジナル。番組のコンセプトといえる『真実の涙』(その意味合いはヒロインの心の奥深くに潜むトラウマや心の闇や葛藤を正しい方向に解き放つことと思われる)が大きなポイントになるのだと思います。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表示)。
富山の造り酒屋の一人息子の仲上眞一郎は、将来絵本作家を夢見る高校生。来る日も来る日も出版社に投稿するが、当選した例はない。
ある日、眞一郎は木の上にいる不思議な少女を見つける。その少女、石動乃絵(いするぎのえ)は眞一郎の思い浮かべる絵本の少女像とそっくりだった・・・。
これは、富山の田舎町を舞台にした眞一郎と、不思議な少女乃絵、眞一郎の家にある理由で居候している湯浅比呂美、そして眞一郎の友人の野伏三代吉の恋人にもかかわらず眞一郎が気になる一つ年上の幼馴染み安藤愛子が織り成す物語である。
というふう。
見た感じでいうと、この冬の作品共通なのか、これまた静かな滑り出し。しかもあまりにも爽やかで、こんなこと言うのも好きじゃないですが、青春だなぁと感じる作品です。思春期後期独特の甘酸っぱさというかもどかしさというか、そんなハイティーンがかもし出す一種独特の雰囲気が色濃く出てますね。
この作品もまた深夜帯ではもったいない作品ですね。ドラマ化しても面白そうな作品になりそうです。
ちなみに、今年冬の作品でイチオシなわけですが、それに見合うくらいクオリティが高いですし、見ていてほろっとさせられます。
あと、去年春にやっていた「天元突破グレンラガン」を意識してか、作中のセリフを各話タイトルにしているようです。