初期型のPS3が1月末で製造終了だそうです。
ここでいう初期型というのは、おととしの11月に発売した20GBモデルと60GBモデルおよび去年の夏に出たみんゴル5の20GB/60GB本体同梱版などを指します。
で、PS3の現状。
確かに100万台は超えた。しかし、日本における普及数でいけば、Wiiのそれより遠く及ばない。
Wiiから出てくる斬新さが消えればPS3が天下を取れるという楽観論があるが、あの価格では非常に難しいのかもしれない。たとえ39,800円で販売していてもです。
そして、まだまだPS2ソフトに頼る体性が染み付いている点(言い換えればPS3のオリジナル作品がまだまだ出てこないこと)。
値下げを機に買うとすればPS2との下位互換なのに、新型の40GBモデルではそれを切ってしまった(PSとの下位互換は、PSストアでのダウンロードの関係で残しているのにだ)。
これは、もうPS2ソフトは出さないという宣言をしたようなものであるはずなのに、製造終了後もPS2本体は出てくるし、ソフトもたくさん出る。何のための下位互換切り捨てなのかわからないです。
将来的にPSストアでPS2ソフトをダウンロードできるふうでもないようなので、この決断は完全にPS2で培ってきた信用と信頼、そして豊富な資産をドブに捨てるようなものではないかと思っています。
「新しいPS2本体はスリムだから部屋の邪魔にならないでしょ?だからPS3と一緒に置いても場所を取らないでしょ?」とSCEの高慢ちきな主張に感じるのは私だけでしょうか?
そして、何よりブルーレイプレイヤー普及機としての役割を持ちながら、ゲーム機の扱いも中途半端。しかもメインに置いてあるのはゲームショップや家電量販店(のゲームコーナー)。ソニー商材を取り扱う電気屋にはいまだに置いていないというのは全くわからないわけです。
結局、家電なのかゲーム機なのかの地位が確立されないまま販売している、そしてPS2ソフトがまだまだ出てきる現状から鑑みるに、今この時期で初期型を終了するのは早すぎると思えてなりません。
もしやるとしたら、早くて3年目に突入する今年の11月。待って2009年か2010年の春をメドに終了をうたったほうが、PS3のソフトも充実して安定するのではないのかと思います。
しかし、この発表で相当飢餓感が煽られてハイスペックモデルが早々になくなるのではないのかと心配です。
こう書いてる私も、本当ならもう少し先でもいいやと思っていた人間なので、分割でもいいから買っておこうかと検討しています。
う~む・・・。こうぐっと来る作品がないのに、対PS2稼動機にするのはもったいない。
しかし、多彩な機能と公式の60GBのHDDがこの先出るとは思わない(実はHDD部分は市販の大容量のものにカスタマイズ可能なのだが、保証対象外になる)し、捨てがたい要素なのにな・・・。