冬の新機種紹介、続いてはソフトバンクの機種紹介です。
ソフトバンクも音楽配信に本腰を入れてきたようで、新機能の一つに「S!ミュージックコネクト」というのがありますが、この新機能を投入することで、Windows Media Audio(以下WMA)配信の曲(ダウンロードでWMA変換されたCDの曲も含む)をケータイ上で聞けるようにしたそうです。
ちなみに対応サイトはソニー系のmora(モーラ)以外にエイベックスの「ミュゥモ・ミュージック」・YAMAHAの「MySound」なども含まれており、ドコモクラスの扱いになりそうです。
これまでスリムさでは一歩リード、ワンセグではauに猛追していただけに、今回の音楽配信でドコモに追いつこうとするばかりでなく、音楽が充実しているauに対してアドバンテージを与える一撃になったと思います。
また高速オンラインゲームが楽しめるようになりました。
かつてはゲームはJ-PHONE(注:ソフトバンクモバイルの前身会社)といわれたくらいJavaアプリのゲームは充実していました。
今やその地位はドコモがメガアプリを出したことで手中に収めてしまったかのように見えているわけで、この高速アプリでかつてのゲームケータイを復活させてほしいものです。
今回は今までの発表した中では最も少ないと思われる8機種(残り3機種は既存機種の新色追加のようなもの)ですが、500万画素カメラに3.2インチ液晶と個性的な出来の機種が多く魅力的に仕上がってます。
では、機種の紹介です。
まずはサブネームの付いたケータイその1。
①AQUOSケータイ 920SH
AQUOSケータイとしては第4代目のケータイ。同822SHと同時発売。今回もサイクロイド型を採用。そしてAQUOSケータイ(恐らくワンセグ搭載機)としては初の国際ローミング対応機になる。
薄さは18mmとこれまでのモデルより薄く、液晶もこれまでで最も大きい3.2インチワイドVGA液晶で初めて16:9の地デジクラスの液晶を持った。またモバイルASV液晶もさらによくなり、色のコントラストがさらに鮮明になった。
なお、3Gハイスピード、S!ミュージックコネクト対応。
個人的感想
現状で最も望まれていた機能や要望が全て詰め込まれている最強のワンセグケータイ。海外では視聴はできないと思われるが、国際ローミングに対応することで、わざわざ他の国際ローミング対応機を借りる(もしくは買い増しする)ことなく利用できるのは大きい。
また地デジクラスの16:9のワイド液晶になったので、テレビの視聴面だけでなく、PCサイト等の閲覧も見やすくなっている。
②AQUOSケータイ 822SH
AQUOSケータイとしては第5代目のケータイ。同920SHと同時発売。
AQUOSケータイ 920SHと同じく薄さ18mmに仕上がっており、今回の新機能の一つS!ミュージックコネクトにも対応している。
個人的感想
920SHと比べカメラの機能等でランクが落ちるため、普及モデル的な位置付けが強いが、基本的な機能はほぼ一緒なため、普及モデルとしては十分な機能であると思う。
③PHOTOS 920SC
ソフトバンクとしては2機種目になる500万画素のカメラが付き、かつ有機ELの液晶を搭載。
国内供給の海外メーカー産では初めてとなり、またスライドモデルでも初めてになる。
ケータイでは珍しいキセノンフラッシュを搭載し、ケータイカメラでは初めてとなるだろう顔認証AFも搭載されている。
3Gハイスピードには対応しているものの、FeliCa機能やワンセグには非対応になる。
個人的感想
ただ500万画素のカメラといううふうではなく、有機ELの鮮やかな液晶、顔認識のオートフォーカス対応になり、一般的なデジタルカメラと遜色ないレベルにまで持っていっただけでも、携帯電話の進化の歴史を大きく変えたといえる。
デザイン的にもスライド型ということで、普通のデジカメとこれまた見た目が変わらない。
ちなみに、顔認証はアドレス帳に登録してある顔写真とも連携ができ、そこから電話・メールもできるとのこと。またインカメラの顔認証にもこの機能が使われているといい、これまでのケータイとは明らかに一線を画している。
カメラフリークは注目してもいいだろう。
次回はこれ以外のサブネーム付のケータイ新機種の紹介。