2007年11月06日

冬の新機種出揃う2007 au編①

先月から相次いで冬のモデルが発表されました。
このモデル以降から、特にドコモ・auでは新料金プランでの展開も行われるようになりますので、このモデルに関しては、単なる発売という意味合いだけでなく、これからの販売モデルの変更を占う上での試金石(特に新プランがどのくらい受け入れられるか)となりそうです。
また、このモデルで丁度ナンバーポータビリティ(以下MNP)から1年経ったことになり、今までMNPでは負けっぱなしのドコモ、ここ4・5ヶ月は反転攻勢を掛けているものの、まだまだMNPに弱いソフトバンク、そしてMNPでは一人勝ちのauがどういう戦略(対策)を立ててくるのかが気になるところです。


さて、今回からしばらく新機種の紹介を進めていきますが、まずは一番発表の早かったauから。


11/12より「買い方セレクト」(auでの新料金プラン)が開始され、今回の秋モデルおよびこの日以降変える機種から、大きく2つあるコースのうちのどちらかを選ぶことになるのですが、この詳細に関しては別にいずれ紹介していきます。


今回の機種の特徴としては、ユーザーインターフェイスが既にある程度統一されていたものをさらに深化させ、外観以外のほとんどのユーザーインターフェイスをKDDI(au)にお任せすると考えたほうがいいのかもしれない方向性へと展開していったこと(もちろん、独自のものを積むことは可能)。丁度、昔のファミコンのカセット生産によく似た図式を描いているようにも見えます。
これにより、共通部分が増えコストが下げられるほか、開発期間が短く設定できるようになり、さらに新規参入の障壁が低くなるということで、より多彩なメーカーが参加できるとのこと。
また処理能力も格段に上がり、ワンセグやナビウォークをしながら、メールをうったり、ネット検索を掛けることもできたりするそうです。

今回、ソニーエリクソン・東芝・三洋の一部モデルにはその新ユーザーインターフェイスが搭載されています。


そして、今回のもう一つの大きな特徴は、ソニーのAV機器との連携
「au×Sony MUSIC PROJECT」と呼ばれるこの連携プロジェクト。
au側で取得した着うたフルをソニーのウォークマンシリーズやAVコンポのネットジュークで再生ができるようになり、逆にソニー側のPC向け音楽配信サイトmora(モーラ)や家庭用コンポ向け音楽配信サービス「Any Music(エニーミュージック)」でダウンロードした楽曲もauの携帯で聴取できるようになるとのこと。

今まで家電分門では大きくリードしていたソニーも、ここ最近の携帯音楽プレイヤー(例としてiPod)や音楽配信サービス(同じくナップスター)に大きく水を開けられており、この連携により、約2000万のauユーザーの何割かを囲い込みたいという狙いがあるだろうし、au側もナップスターのような定額利用できるサイトとまではいかないものの、更なる楽曲の充実を図ることができ、音楽のauをさらに売り込むことができるようになるのかもしれないわけです。


次回以降新機種の紹介、最初は新ユーザーインターフェイスを搭載したモデル、を紹介していきます。



Posted by alexey_calvanov at 23:58│Comments(0)TrackBack(0) ケータイ系 

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