さて今回は携帯ゲーム機の紹介です。まずはDSから。
もう今月のDSは何と言っても「ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち」に尽きる。
ファミコン版が発売されて17年。PSでリメイクされてから5年ほど経つわけですが、今回携帯ゲーム機に初めてリメイクされ、ナンバリングシリーズとしては久しぶりの任天堂機でのリメイクになる。
Ⅳ・Ⅴ・Ⅵと続く通称天空シリーズの第1作で、Ⅴ・ⅥもDSでのリメイクが決定している。
同じDSで出るドラクエⅨは来年の発売になるだけに、この年末に向けての最大の牽引タイトルの一つになるのかもしれない。
基本はPS版のリメイクになるのだが、アイコンが大きく見やすくなった以外にも、味方・敵にゲージが表示されたり、キャラフェイスグラフィックが表示されたり、武器・防具・アイテム類もグラフィックが表示されるなど一目でわかりやすくなっている(ただ、元々海外版のドラクエは武器・防具・アイテム類はⅧの頃からグラフィック表示されているので、海外版への布石という見方もできるかもしれない)。
実は今月はドラクエⅣのような懐かしゲーム世代に訴えそうな作品がこれ以外にも出てくる。
前者は「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」。
フジテレビ721というCS放送で絶大な人気を誇る番組の企画作品。ちなみに同名のDVDが発売されているが、累計10万本という驚異的なヒットを誇る。
往年のナムコのゲームや他のゲーム会社の作品をモチーフにしたレトロゲームが登場し、クリアしていくと一部作品には続編が楽しめるようになるという。
後者は「ダンジョンエクスプローラー」(DS版「邪心の領域」、PSP版「盟約の扉」)。
1989年にPCエンジンで発売されたアクションRPGで、当時としては画期的だった複数人数でのプレイが可能。オフラインではあったものの、オンラインゲームのような要素を大いに含み、時代の先見を見い出していたように思える(現在Wiiのバーチャルコンソールでプレイすることができる)。
今回通信機能を持った両携帯ゲーム機でプレイできるようになったのだが、両携帯ゲーム機で特徴が大きく異なる。
「邪心の領域」では、古代の道場で流派を習得し、そこから経験を積むことでアーツ(能力)を開眼(取得)できるようになる。
また入手した装備品が装備できなくても、打ち直すことで装備できるようになったり、装備の組み合わせで強さが大きく変わることもある。
「盟約の扉」では武器や防具を鍛冶屋で強化するだけでなく、属性を付与することができる。
また一つの武器や職業をこなし続けることでアーツが強力になっていく。職業によっては覚えてきたアーツの引継ぎが可能なので、戦略的に大きな影響を与える場合もある。
次回はDSの残りの作品の紹介。