朝7時半頃起床。
外を見ると雨が降っている。明らかに中止の色が濃厚な天候。
それでも実際に球場に行って確認しなければわからない。
ホテルの特典で出される朝ご飯をほおばり、テレビを見ながら出発の準備を済ます。
午前9時にホテルを出て、千葉マリンに向かう。途中の道は雨がやや酷くて車の窓ガラスがワイパーなしでは見えないくらいだった。
午前9時半頃に千葉マリンに着いた時はとても野球のやれる環境じゃなったように思えた。いくら千葉マリンが芝の球場とはいえ、この雨の中ではやりにくくて仕方ないだろうと思ったほど。
それでも、主催者側はしばらくお待ち下さいの一点張り。さらに開場15分くらい前に、午前10時の開場を1時間延期して待たされるハメに。その間も雨は止むどこか酷くなるばかり。
今思うとだが、予備日があっても主催者側は何とかやりたかったのだろうと思う。
日曜の昼間のほうが入りはいいのだろう(その日の入場者数は17,123人)し、残りの日程的な観点から見ても、下手に延期をしてしまえば移動や数週間後にプレーオフというスケジュールのある関係上、そうやすやすと中止にはできなかったのかもしれない。
閑話休題。
雨の相変わらず酷い中、午前11時開場。
当然前列の屋根なしの席は雨に晒されるため、誰も座ろうとしない。
必然的に後列の屋根のある席の争奪戦になる。私も何とか確保したが、そこにいてもレフトに向かって吹く千葉マリン独特の強風(浜風)のおかげで屋根のある席でも雨が振り込んでくる。
しばらくしてライトスタンドの席も埋まり始めたが、振り込まないからなのか、勇猛果敢なのか、前列の席でも何の躊躇(ちゅうちょ)もなく席に座っていた。
そして寒い。昨日とはうって変わって強風が身に凍みる。売店でクラムチャウダーを買って寒さと空腹をしのぐ。
正午を回っても一向に始まる気配がない。このくらいの時間ならチーム練習も佳境を向かえ、シートノックやらが始まってもおかしくないのだが、球場のグラウンドには誰も出てこない。たまにベンチにいる選手達を日ハムの応援団が火でいぶり出すような感じで声援をかけていたが、それに反応するのもわずかだったほどだ。
試合開始時間30分ほど前だっただろうか、無期延期のお知らせが流れ、スタンドにいる私達は思わずええっという雰囲気に包まれていた。正直雨の止む気配はそんなになく、。中止でもという雰囲気が漂っていたからだ。それを察しているのか、主催者側も開場してからずっとチケットの半券はなくさぬよう持っていてくれとしきりにアナウンスしていた。
ところが待ってみるもので、午後1時の試合開始時間を過ぎてから、雨が小降りになってきて、朝のような酷いものではなくなってきた。
そのせいか、午後2時頃だったと思う。試合開始を午後2時45分に開始するということになった。
ムリヤリやってやろうという主催者側の願いはかなったわけだが、待たされた側はたまったもんじゃないわけで・・・。雨がっぱを着て待っていたわけですが、辛いです。中止になれば払い戻しになるのでいいんですが、こういう状態だと払い戻しもあるかわからないので、意地でも待たなければならないわけです。早いうちの可否の決断をしてもらいたいと思います。
試合はその延期時間で開始。
試合そのものは日ハムが優勝後ということで主力のほとんどが出ていなかったものの緊迫した投手戦。
田中勝選手と渡辺俊介選手の投げ合いは7回まで続いたが、8回に日ハムが金森選手を投入したのが裏目になり、8回に同点。9回にヒットで出塁したオーディス選手を今江選手の3塁打で返しサヨナラ負け。

思わぬサプライズに日ハムの応援団やファンもヒルマンコールで応える。
なお写真はその時の写真。日ハム応援団はボビー(バレンタイン監督)コールとヒルマンコールで返していた。
その後、ライトのロッテ応援団は日ハム応援団にエールを送ってきてくれた。無論日ハム応援団もエールで返した。
このロッテ応援団の試合後はノーサイド、つまり敵味方関係なくエールを送れるという度量の深さは見習わなければならないなと思っている。
試合が終わり、セレモニーっぽいのの時間も含めれば午後午後5時半過ぎになっていた。
つづく