安倍内閣、遂に陥落。
今日(9/12)午後2時の記者会見で、総理大臣を辞職すると発表。安倍首相(当時)自身は「民主党の党首討論を断られたため」(民主党側は挨拶程度の話しか来ていないと党首討論という意味合いを否定)。
だが、与謝野官房長官は「総理自身の健康問題」と明らかに。首相自身が明らかにしなかったのは「健康問題で辞めたと思われたくない」というふうではないかと官房長官は思っているそうだ。
ここから先、一部、TBSラジオ系でO.A.されている「バトルトークラジオ・アクセス」での評論家の宮崎哲弥さんの話と重複しますが、ものすごく納得できる話だったわけで。
結局、安倍首相は、前にも書いたかもしれませんが、さっさと辞めたほうが傷は深くなかったんじゃないかと思うわけです。
しかも所信表明を行って、これから各党の質問が来るという時に辞めるのは、無責任だと思うし、それどころか国民をなめてると思えてなりません。怒って当然です。
それをあたかも野党の責任にして押し付けようとする浅ましさは、とても常人の考えることではないですね。いくら健康問題だとしても、同情できません。
『いち国民を賭して』はっきりと申し上げます。
ここからは個人的な考えなので、実際の発表が出ればそれが正しいと思うので、これ以上とやかく言わないつもりでいますが・・・。
もしかしたら、安倍首相は精神的に病んでいたんじゃないかと思いますね。
胃腸関係に負担が来ていたので、おかゆと点滴で凌いたという話が来ていますが、まだ正式に発表がきていない限り、なんともいいがたい面もあります。
精神的にやられているのではと思ったのは、当初は芯のあるしっかりした目線を貫いていたのに、ここ数ヶ月は目線が上ずっていたり、さまよっていたり、感情的になりすぎたりするきらいがあったりと心身的に安定していないなぁと感じ取れる面があったからです。
特に最近の、例の「職を賭して」発言は、正常な判断能力が欠けてきていた証拠ではないのかと思えてなりません。
表向きは何とかしっかりしているふうには見えても、目線とか話し口調とかのパーツパーツで見ていくと、ほころびが出ていたのかもしれません。
ところで、気になる発言が出ていたのを覚えているでしょうか?
安倍首相は麻生幹事長に「裏切られた」と発言していたそうです。
うわ言とも取れる向きもありますが、もし事実なら、今まで盛り立てるだけ盛り立てて、いざ終焉が近くなると、自分の赴くままにキャスティングボードを発揮して追い詰める・・・。
政治家としては正解なのかもしれないが、こうも狡猾なやり方を発揮されては、自民党は変わってないなと思えてならないです。
しかも(最近アルツハイマー発言で失点はあったものの)対外イメージのいい麻生幹事長が、裏でこんなはしごをかけて屋根に上げておいて、いざとなったら外してしまうような工作を行っていたことにショックを隠せない人も多いでしょう。
「秋葉原のオタクのみなさ~ん」という発言から見るにつけ、対外的には柔軟で温厚そうなソフトなイメージで売っていただけに、だ。
麻生首相誕生かもということで、まんだらけとかのアニメ・コミック関連の株が買われているようですが、それはさておき、これから麻生幹事長がどのような言動を行うかを注視する必要がありそうです。
もしかすると、スターウォーズに出てきたパルパティーン(表向きは温厚な民主派議員だったが、議長に就任すると権力を集中させ独裁を引き、皇帝に就任した人物)みたいな人だった・・・なんてことが起こらないように、特にアキバフリークな人達は、『彼に支持してもらったお礼として』しっかと見届けなければならないでしょう。
・・・私も含めてだが。
いずれにせよ、これ以上政局が混乱するなら、世論に問うのが筋だと思います。選挙になっても参議院がある限りは正常に機能できるはずです。
そして、若手を中心に、いまだに小泉元首相を担ぎ出さないと難局の乗り切れないと思っている自民党には、政治的執行力があるのかはなはだ疑問です。