さて、お次は携帯ゲーム機編です。
こちらのラインナップもお寒いといえばそれまでなんですが、まだ旬のハードなだけあって、据え置き機に比べればマシかというレベル。
携帯ゲーム機の場合は、里帰りやお盆の時に名前のとおり携帯できるというのが強みで、前回の据え置き機編でも触れましたが、任天堂はこの時期も稼ぎ時として注力している時期でもあるんですね。
で、前編はそのDSから。
一番の注目作品は、「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト」。
ゲームキューブで出ていた同シリーズがDSで初登場なわけですが、元々このシリーズはRPGでは珍しく複数人数でのプレイ(いわゆる似非オンライン)で楽しむのが推奨されているゲームでもある。
もちろん1人でも十二分に楽しめる作品には仕上がっているが、ワイヤレスを利用して楽しむマルチプレイモードが充実しているわけでありまして。ゲームキューブの時から完成度が高かっただけに、キャラエディットからステージのギミックまでかなりこだわった仕様になってると思われ。
ちなみにシステム的には、FFⅩの時に出てきたドレスアップに近いもの、装備品を変えて様々な状況に対応する仕様、になると推測されます。
その次に注目されるのが、「SDガンダムGジェネレーション クロスドライブ」。
DSにハードが変わってから2作目になるので、かなりこなれた印象。
作品的にはガンダムシリーズのみで語られるスパロボというと暴力的だろうか?
作品の垣根を越えてチーム編成できたり、改造・開発でさらに強力なユニットを作り上げていくのが主なところ。特に後者の改造・開発はメカニックマンシステムでかなりクセのあって、マニアックなものが出来上がったりしそう。
同じく対抗として上がってきそうな作品は、「サモンナイト ツインエイジ~精霊たちの共鳴(こえ)~」。
2つの人類が対立する世界で起こる様々な事件を、数年前の事故で家族を失った女主人公とその召喚事故で異世界からやって来た男主人公で解決していくというもの。
今回意外にも初めてのDS作品となるために、タッチペンを使って、アクション重視の戦闘も夜会話(初めての主人公同士のものになる)も展開される。
また仲間との連携も重要らしく、これと専用のアイテムがあれば、練精モンスターが作れるとのこと。
その他、今月はRPGがいつになく目立ってるので、ここに紹介。
一つ目は「ONI零 -戦国乱世百花繚乱-」。
コンパイルハートと黒田愛実氏(元気で発売された「首都高バトル」を製作したゲームクリエイター。RFラジオ日本のラジオ番組で「ゲーム業界ウラのウラのウラ」のパーソナリティをやっていたこともある)の会社ディー・イー・エルとの共同プロジェクト「ジーンプロジェクト」の初タイトルで、ONIシリーズとしても実に6年ぶりの作品。
日本の中世の時代(平安~室町の頃?)をモチーフにしたような世界観で展開されるアドベンチャー。画風が少女マンガ風に変わったので、少年陰陽師のような女性向け作品のユーザーが好みそう。
もう一つは「偽りの輪舞曲(ロンド)」。
タイトルが公募で選ばれた珍しい作品。
作品に関しては、あらかじめ下画面で設定したルートを進むことで戦闘や擁護等が行える設定になっている。
後編はPSPのソフト紹介です。