夏の新機種、後編はパナソニック・京セラ、そしてCDMA 1Xの3機種の紹介です。
⑪W52P
メタリックボディにアンシメントリーなデザイン、そしてauのパナモデルでは初めてになるカスタムジャケット対応のケータイ。
もうひとつのおなじみ機能、ワンプッシュオープンも搭載。
個人的感想
この機種、どこか似ているなと思ったら、実は今回同じく夏の新モデルとして登場したドコモのP904iに非常に似ている。大きさもほぼ同じなため、ドコモのそれが使えるのかどうかが気になるところ(厳密には大きさが違うと思われるので使えないかもしれない)。
それ以外の機能はごく平凡。ワンセグも搭載していない。ドコモのP903iTVのようなギミックの凝った機種が見てみたい・・・。
⑫W44KⅡ
2006年11月に発売したW44Kのマイナーチェンジバージョン。薄さ15mmを持ったデザインはそのままに3つの新色を出してくることに。
マイナーチェンジした点で一番のポイントはダイヤルキーの1・2・3が長押しすることでワンプッシュダイヤルになる点とダイヤルキーの部分に段差をつけたところ。
個人的感想
新色に関してはどちらかというと男性層を意識した色使いをしているように感じる。無論女性が持ってもおかしくない色ではあるが、茶・白・明るめの青と例えばビジネスマンが持っていても遜色ない色ではある。
また使いやすさの部分でマイナーチェンジが図られているところ、ワンプッシュダイヤルや段差付けを見ると、シニア層(簡単ケータイ)狙いの節も考えられる。実際シニア向けケータイ(W32K等)を出していたりするので、実績は豊富。簡単ケータイではないものの、色々やりたい知的好奇心たっぷりのシニア層には十分すぎるかもしれない。
⑬A5526K
薄さ14.7mmの非常にスリムでなケータイ。それでいて、でか文字・でか受話音・でか着信音・でかバイブ・でか時計・でかアラーム・でかメニュー・でかピクトという8つのでか機能を搭載。外部メモリやEZ・FM、EZナビウォークを標準装備。なお、防犯ブザーも装備されている。
個人的感想
基本的にはもう対ガク割・家族割ワイドサポート・ぷりぺいど用の端末になる1Xだが、その中でも非常に機能が充実していて、かつWINの機種に負けないくらい薄型に仕上がっている。
新しくauに入ってくるガク割ユーザーにはぴったりの機種かもしれない。また、WINへの足がかり(トランジット的役割)になる機種になるかも。
⑭A5527SA
海外でもそのまま使えるグローバルパスポートおよびデータ通信(メール・web)が使えるデータローミング機能が搭載された端末。
辞書・為替計算付電卓・海外でも使えるFMラジオ機能・アラームを使っても電源が入らない航空機モード等外国で使う際の機能が充実している。
個人的感想
使い勝手もかなり良好で、ドーム型の押しやすいキーやでか文字が搭載されている。またこれだけ詰め込んで薄さを18.4mmに抑えており、非常に使い勝手がいい。
⑮簡単ケータイ A5528K
とにかく使いやすさを追求した簡単ケータイシリーズの最新作。
2.6インチのモバイルASV液晶にその半分ほどの大きさ(1.2インチ)のモノクロ液晶を背面に搭載するなど、見やすさに主眼を置いている。
また押しやすいフレームレスキーになったダイヤルキーや高音域を補い聞きやすくしたはっきり受話、音声ガイダンスや読み上げも行ってくれる初心者にも安心のケータイに仕上がっている。
個人的感想
まさにケータイに不慣れな人にとっては至れり尽くせりの機能が充実している。音声ガイダンスやメール等の読み上げ、でか文字・でか受話音・でかバイブ・でか着信ランプ等の7つのでか機能、さらには着信時の通話キーの発光に防犯ブザー、そして赤外線通信と少し前には考えられないくらい充実した機能が揃っている。
そこまで揃えておきながら、なぜ外部メモリが搭載されなかったのかが気になるところ。
しかしながら、そろそろA101Kが初登場してから数年が経過しようとしており、それを始めに持ったシニアユーザーが機能の充実したケータイを欲してきそうだと思われる頃。このモデルであれば、簡単な操作はそのままにさまざまな機能に触れることができ、ケータイライフが充実するのではないかと思われる。
次回はソフトバンクの機種紹介です。