今月22日、auとソフトバンクから新機種の発表があり、これでイーモバイル・ウィルコムを除く主要キャリアの機種が出揃いました。
まず今回は、まだ隠し玉があるのではないかと言われていますが、一番先に発表されたドコモから参ります。
さて、今回ドコモから発表されたのは異例ずくめのものばかり。
①これまでより少ない5機種の発表
過去に90Xシリーズを開発した中で、SO903iTV発売をまもなくに控えるソニーを除く主要メーカー5社のモデルのみ。
②初めてハイスペックモデルでセカンドモデルを廃す
今までの慣例で行けば、ハイスペックモデルは夏はiSのようなセカンドモデルを出すというふうだったが、今回は一気に904シリーズにステップアップ。
③ソフトバンク並の反転攻勢
これまでも大規模なプロモーションを仕掛けることはあったが、新機能の売り込み(後述)と共にかつてauでイメージキャラをしていた人を含め8人がイメージキャラとして大抜擢。過去ではソフトバンク立ち上げの時並の大量の広告・CMを打ちイメージ浸透を図っている。
今回、ドコモは今までの劣勢を挽回するために、イメージ戦略と共に「ドコモ2.0」を掲げ、新機能を充実。
主なものとしては
①2in1モデルの登場
②直感ゲームの登場
③音楽配信サービスに定額制を導入
④大容量iモーション・ビデオクリップダウンロードサービス配信
などが挙げられる。
それ以外の細かい点では、大画面(2.8インチ以上)・320万画素以上のオートフォーカスカメラ搭載・フルブラウザ・Windows Media Audioやナップスターの標準装備等、これまでのシリーズで一部未装着だったものが積極的に採用されているところだろうか。
では、後編で各機種の紹介をしていきます。