珍しくドラマを見てます。しかも2本も。
そのうちの1本が今回紹介する「ライアーゲーム」です。
原作は週刊ヤングジャンプに連載している同名作品から。現在第3部(注:連載そのものは続いているが、休載期間があったため)が連載中。鋭い人間描写と心理戦の駆け引きがとても鋭利に描かれているとても面白い作品で、トリックも実に巧妙なので推理モノとして読んでも面白いと思う作品でもあります。
あらすじは・・・(以下PCではイタリック体で表示)。
神崎直(以下ナオ)は通称「バカ正直のナオ」とと言われるほどの正直者。現在大学生で1人暮らし。末期ガンの父をいつも見舞いに行く心優しい子でもある。
ある日、彼女の住むアパートに小包が届く。ライアーゲーム事務局と書かれた真っ黒な封書と1億円、そしてライアーゲームの説明をするビデオが入っており、ナオは真っ黒な封書を開けてしまったがために、参加してしまうことになる。
後から届いた1回戦の相手は何と中学校の恩師。ナオはその恩師を信じ切りもらった1億円を預けてしまう。しかし、後にナオは恩師に騙されたことを知らされてしまう。
困ったナオはある人から天才詐欺師がいたことを教えてもらう。ナオは出所日を狙って彼に会うことにした。その天才詐欺師とは、あるマルチ組織を壊滅にまで追い込んだ男、秋山深一にこのゲームの手助けをお願いする。
最初は軽くあしらうつもりだった秋山も、ナオのバカ正直っぷりに負け、一緒に手伝うことを承諾する。
奪われた1億円の結末は?ナオに送った「ライアーゲーム事務局」とは一体何者なのか?2人に思いもよらぬ出来事が降りかかる・・・。
というふう。
見てて原作の雰囲気がよく出ていたと思う。原作と違うところは事務局の人がかぶるお面が違うのと、第2話で出てくる回収チーム(事務局の人間)が仮面をかぶって登場しないところだろうか?
気になるのは舞台設定がやたらレトロになってるなぁと。
家やアパート等に置かれている家具、そして車やバスがすべてアンティークモノなんじゃないかと思わされるようなものばかり(主に60年代のものが多い)。
妙な古臭さが逆に作品をチープにしていないかと思えてならない。そこで出てくる携帯電話(提供の中にNTTドコモグループがあるため、作中に出てくるケータイはすべてドコモのもの)が非常に浮いている。
このアンビバレンツな味付けが作品の神妙さを際立たせているのだろうと思うけど、ちょっと強烈過ぎるなぁ・・・。