深夜2時半を10分程過ぎた時、昼間にあらかじめ買っておいたチケットを持って、オールナイトを見に行くため家を出る。
今回見に行くのは写真にあるように新海誠さんの最新作公開記念のオールナイトムービー。
世界的ヒット作となった「雲のむこう、約束の場所」とデビュー作で作画を全て自身一人で作り上げた「ほしのこえ」の2作。
無論、出る頃には地下鉄なんか運行してないので、家から映画館のある某所までてくてく約40分歩き通す。
お話のあらすじは・・・。
前者は分断された日本が舞台で、国境となる津軽海峡から先に見える『塔』とそこへ目指す少年少女とが絡む話。
後者は選抜隊にに選ばれた彼女と地球で待つ主人公との切ないラブストーリー・・・と言ったところだろうか?
感想は、どちらも思春期独特のあの切なくやりきれない複雑な感情から少しずつ大人へと上っていく過程が丁寧にしかも見事に描かれている素晴らしい作品でした。
特に「ほしのこえ」では彼女は光速ワープを繰り返しているので、見た目も実年齢も16歳なのにもかかわらず、24歳になった主人公と変わらない成長をあたかも一緒に遂げているように描いていたのが立派。
2作品を見終わった後、空が曇りながらも白んでいた。
けれど、心の中は非常にすがすがしい気分になっていた。