昨日(2/19)、新規参入組のひとつイー・モバイルが新端末発表と共に3/31にまず通信サービスを開始することも発表した(音声サービスの対応開始は2008年度中)。
通信サービス開始時のサービスエリアは
・東京都(都内23区)
・愛知県(名古屋市とその周辺。記者会見発表の初期エリアには中部国際空港も含まれている)
・京都府(京都市とその周辺)
・大阪府(大阪市とその周辺。記者会見発表の初期エリアには関西国際空港も含まれている)
の4都府県。2007年春までに東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県の一部で開始予定(音声サービスは31道県でNTTドコモとのローミング提供が決定(通信サービスのローミング提供はなし)なので、関東・東海・関西では早急なサービス提供がなされると思われる)。
端末はPDAタイプのモバイル端末が1機種とカード型4機種(PCカード・CFカード・Express Card/34タイプ・USBタイプ各1機種ずつ)の計5機種。
料金体系も合わせて発表され、大きく分けて「データプラン(ベーシック)」と「データプラン(いちねん・にねん)」の2種類(月額利用料はどちらも5,980円)。前者は「年とく割引」併用で1,000円引きになる(4,980円)。
さらに細分化すると、「データプラン(ベーシック)」での端末購入価格が一番高く、「データプラン(いちねん)」・「データプラン(にねん)」と契約期間が長くなればなるほど端末購入価格が安くなるというソフトバンクが採った方式を採用することになる(ただし月賦制は取らない模様。またカード型には「データプラン(にねん)」のサービスはない模様)。
これに事務手数料(2,835円)が初回に加わる。
月額利用料は他のケータイ会社(データ通信料金プラン)と比べても安いが、注目なのはPC上のデータ通信も定額(同じ料金内)で使えることになるという点。通信規格はHSDPA方式なので、ドコモ・ソフトバンクと同じW-CDMA方式になるが、その2社が成し得なかったPCでのデータ通信定額制をやってのけた。
また、ただでさえ安い月額利用料を、期間限定ながら、「EMモバイルブロードバンド」と「ADSLサービスをセットで申し込んだ場合、月額利用料の合計額から無期限で毎月1,500円を割り引くという「無期限セット割キャンペーン」もある。
個人的な感想として、本気で安価なケータイサービスを始める意気込みは感じられた。まだデータ通信のみではあるが、明らかにウィルコムを意識した価格・端末設定をしていると感じた。
現状、PHSよりも早いスピードとどの方式でも定額になるということを大きなウリにしていくことになるだろう。心配な面はエリアの拡充がどこまで上手く機能するかだと思われるが、もし予想以上に拡充が上手くいった場合、PHSよりも安定したサービスが提供できるかもしれないので、ウィルコムにとっては大きな脅威になってもおかしくない。
ちなみに、端末が高いのが気がかりではあるが、個人的には欲しい。何せ、家でも外でもどこでも定額で使えるのなら、5,980円(+端末代金+手数料)だと十分元は取れる。今PCでの編集は居間のノートPCでやっているが、自分の部屋でのんびり更新できるのなら、そっちのほうがありがたい・・・(汗)。
いやぁ、ノートPCで引いてるの引けばいいじゃんと言われるんですけど、設定がややこしいし、増設は工事がいる場合があるし・・・。
ともかく、東京で体験会があるのがうらやましい。
名古屋でも、もちろんエリア内になる京都や大阪でも同様のサービスを行って欲しいものです。