2007年01月18日

愛知県知事選挙告示

任期満了に伴う愛知県知事選挙が今日(1/18)告示された。


今回の知事選挙の特徴は、

・いわゆる『与野党相乗り』が解消され32年ぶりの全面対決選挙。
・国政選挙の縮図の様相を呈している(つまり、どの候補が勝つかで、現内閣の信任度合いと国政選挙(補欠選挙・参議院選挙)の行く末が占えるからだ)。
・現職知事の3選(多選)がなるか。


というところだろうか?

今回は現職の知事(自民・公明推薦)・前犬山市長(民主・社民・国民新党推薦)・元愛知労働連合(愛労連)議長(共産推薦)の3名
曲がりなりではある(こう書いたのは、野党間で一本化調整がなされようとしていたからだ)が、三者三様の主義主張が出ており、去年の夏の長野県知事選挙のような『第三の選択』がないという事態は避けられていることは大きなポイントだろう。

大きな争点としては、中部空港建設・万博といった巨大プロジェクトが終わり、現在も好調な経済状況をいかに維持するか。しかし、その中でも確実に都市と地方の『格差』は生じていると思われ、その是正(特に社会福祉と医療面)をどう好調な経済から生かせるか
また教育問題(丁度いじめによる自殺やホームレス襲撃事件が起こり、改めて子供の教育のあり方が問われていた)も重要なファクターになるだろう。


口酸っぱく言っていることになるかもしれないが、こういう選挙は何かしらの意見を述べる場として絶好である。とにかく何か訴えなかったら変わらない。そのための一歩として投票がある。確かに棄権も意思表示の一つであるが、今回のようにきちんとした受け皿(選択肢)が提供されている場合、その考えもあまり通用しないと思っている


投票日は2/4。じっくり考える時間はまだある。大きな転換点になる可能性が十分考えられる
はっきり言うと、相乗りで担ぎ挙げられた現職知事にイマイチ勢いを感じられない。もしかすると変えられるチャンスかもしれない。



Posted by alexey_calvanov at 23:35│Comments(4)TrackBack(0) 真面目なモノ 

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この記事へのコメント
やすやすさん>少々矛盾することを書きますが、今回に関しては一本化していれば、変わっていたかもしれないですね。
どちらも争点があいまいだったと言われていますが、ことさら教育の面では30人学級を強く訴えていた対抗馬の方がある意味新鮮でしたね。

そういった点では、意固地になって独自候補を立てた革新県政の会(共産党系組織)と一本化の時にある程度の妥協点を計れなかった民主党の責任は重い。
現に革新県政の会に支払われていた供託金は没収されてますし・・・。

でも、その後で対抗馬の勝手連がmixiで投票呼びかけた事実がわかり萎えた。
それに対抗馬、敗戦を機に政界引退しちゃうし(汗)。
Posted by アレックス at 2007年02月08日 01:07
結局愛知県知事選挙は現職知事の3選に終わったが、7万票足らずの大接戦。もし野党統一候補だとしたら、結果は全く変わっていたと思う。
一方、北九州市長選は民主・社民・国民新推薦の前民主党代議士が当選した。
いずれにせよ、変えられるチャンスを生かせたのは北九州市長選だった。当選した民主党前代議士には、市民の目線に立った市政を進めてほしいと思う。
Posted by やすやす at 2007年02月08日 00:29
やすやすさん>北九州の市長選挙は現職が出てないですね。
そういった点では新鮮味があって、対立軸(争点)がしっかりしていれば、盛り上がるんでしょうね。

県知事選は、某ニュースサイトでは、『争点が乏しく、誰がなってもあまり変わらない』という冷めた声も上がってますが、意外に都市部と地方の格差は深刻なのではないのかなと、特に医療面や祭りなどの祭事が機能しなくなっている点を見て危機感を感じます。
都会のど真ん中でもそういう点は起こらない訳ではないですし・・・。
Posted by アレックス at 2007年01月20日 02:00
そういえば、私の住む北九州でも市長選挙が行われるが、同じ日(2月4日)に投票が行われるそうだ。
投票日も立候補者の推薦政党も、それに与野党全面対決の構図もまた愛知県知事選挙と全く同じ。ただ愛知県知事選挙と違うのは、3人の立候補者にある。その3人とは、国土交通省出身者、元代議士、元大学教授である。
もしかすると変えられるチャンス到来なのは、愛知県知事選挙も北九州市長選挙も同じだと思う。
詳細は市長選挙告示後の記事で。(予定)
Posted by やすやす at 2007年01月19日 01:31

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