冬のプチ改変期で始まった冬の新アニメ。
今回はその中のひとつ、「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」(表題中の「・」は表記上入れたもの)を。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
2035年。
価値観の多様化が進み、高校へ行くことが当たり前でなくなった時代。さらに、少子化が進み、生徒数の減少から廃校の危機に立たされいる学校が増えた時代でもあった。
そんな活気のなくなった学校のひとつである私立聖桜学園にやって来たひとりの転校生、天宮学美(あまみやまなみ・通称まなび)によって、大きく変わっていくことになる・・・。
というふう。
この作品の大きなトピックは
①オープニング・エンディングに故岡崎律子さんの曲が使われていること。
この曲を歌っているのは、故岡崎律子さんと生前親交があった林原めぐみさん。
彼女自身もラジオ番組内で、「岡崎さんの曲の中で歌いたかった曲」と述べている。
実際、非常に気迫の漂った、すごく心に引っ張られるものを感じさせる曲だと感じた。
②非常に重いテーマを題材に扱っていること。
設定自体が近未来でありながら、少子化・無気力化・学級崩壊といった現代でも問題になっている非常に難しいテーマを扱っている。
実際、キャスト陣の中でもそのことについて触れている人が多い(webページ上のインタビューにて)。
がある。
で、実際見た感想なんですが、ここから先は、まだ放送が始まっていない地域があると思われるので、見ていない方は慎重に。
先述の通り、重いテーマを取り扱っていながら、まなびのドタバタ天然ぶりがそれを全く感じさせないようにも思える。初回に関してはまなびが中心になって出ていた回で、他のキャラは顔見せ程度(一部よくしゃべっていたキャラはいたが)。今後彼女達の細やかなエピソードが公開されていくのかもしれない。
総じて、重いテーマを感じさせないとてもポップな感じに仕上がっている。
しかし、遅刻でバケツって・・・。どういうギャグですか(笑)?今でもないよ、そんなの(ニヤニヤ)。
ところで、この作品のエンディングは非常に珍しいクレイアニメ。普通のアニメ作品でこういう手法をとるのは初めてではないのかと思われる。
・・・始めて見た時ビックリしたよ。しかも作品の色がよく出ていて精巧。ホントに驚いた。番組が終わるまでいつも驚かされるのだろうなぁ・・・。
これまた先述と重なるが、近未来の設定ながら、現代の問題でもあるテーマを扱っている非常にデキのいい作品になっていくと思われるため、ぜひリアルタイムでその世代になる人達や、その子供を持つ、いわゆるゆとり世代の親御さんが見て欲しい作品でもある。
ただ、時間帯が深夜になるので、リアルタイムで見るのは辛いでしょうから、ビデオやDVD等での録画をしてもらってもいいのではと。
・・・インタビューの中でとあるキャストの方が、ビデオとかで取ってみてもらってもいいかもと言ってましたし(笑)。