昨日(11/26)、J2首位だった横浜FCは2位のヴィッセル神戸・3位の柏レイソルが引き分け・負けたため、今シーズンの優勝とJ1昇格(の権利)を決めました。
この横浜FCのJ1昇格、実に7年間の悲願が達成された瞬間でもありました。
横浜FCの設立には1998年、スポンサー企業の倒産と撤退でクラブが存続できなくなり、結局は当時の横浜マリノス(現横浜・F・マリノス)に吸収合併された横浜フリューゲルスという球団が絡んでいます。
当時、横浜フリューゲルスは突然解散・合併されることになったので、納得いかないサポーター達は存続のために署名運動まで行ったのですが、流れは変えられず横浜マリノスに合併されました。
そこで、サポーター達は市民クラブとしての再出発をするため設立されたのがこの横浜FCです。
しかし、当初サポーター達が望んだJ2での参加は認められず、同時にフリューゲルスの使用権も認められませんでした(現在の横浜・F・マリノスのFはフリューゲルスを指す)(注)。さらに、クラブ発足後は市民リーグからの参加からとしてでしかスタートできないということにされましたが、超法規的措置で、J2の下になるJFL(ジャパン・フットボール・リーグ)の準会員としてスタートできるようになりました(2000年に正式会員)。
その後、2000年にJ2昇格。そこでの紆余曲折を経て、今回の昇格になりました。
遂に『横浜フリューゲルス』がJ1に『帰ってきました』。
私自身、サッカーというのは詳しくないですが、以前の合併劇には強烈な印象が残っていました。
まだまだ運営面では不安定なところが残っていますし、J1との差は京都パープルサンガやアビスパ福岡等の復帰組を見ても明らかです。
しかし、7年かけて悲願を達成した横浜FCの面々に敬意を表したいです。
昇格後は横浜・F・マリノスとの『遺恨試合』が楽しみですね。