2006年11月05日

祖父の見舞いにて

今日の昼、母方の祖父の見舞いに行くために、父と一緒に岐阜のとある病院へ・・・。


先々月頃から、祖母の介護疲れからか体調を崩しがちになり、先月遂に祖母が介護施設に入院するのと同じくして本格的に崩し、入院することに・・・。
しかしながら、病院の判断は、ガンとかではないものの、血痰(たん)を吐いていたとのことで、もう回復の見込みはないとのことだそうだ。
母方の祖父はもう91歳。失礼ではあるが、体調を崩したら一巻の終わりな年齢である。


先程も書いたが、病院が見放してしまった状況で、病院側が退去を求める(一応、『転院先』を院長が紹介してくれているだけまだいいが・・・)という事態にまでなっている。
祖父は思ったよりも悪くはないものの、予断は許さない状況。
こんな状況下でさえも、祖父は家に帰りたいと言っているが、伯母は無論、働いて家を空けるので、気が気ではない。
しかし、隣にいる病床の患者は、まだ助けられるからなのか、『手厚い看護』がなされているようだ。
伯母いわく、助かる者しか看護しないのは、病院の方針、いや、もしかしたら国の方針なのではと嘆いていた。
伯母自身、同じ毛布を頼んでも、隣の病床には何枚も持ってくるのに、うちの病床には持ってきてくれないということもあったそうだ。


その病院は、最近新棟が完成しており、祖父もその病棟にいる。景色は確かにいい。入院するなら確かにいい病棟かもしれない。

ただ、帰りに気になることがあった。
エレベーターに乗って下に降りている途中、4階で看護士が乗ってきた。ところが、その看護士はすぐ下の3階で降りて行ったのだ。
なんて横着な看護士だと思えてならなかった。たった一つ下なら階段使って行けばいいのに・・・と思わず絶句しそうな勢いだった。


病院は新しいせいかきれいだ。しかし、戦時中でもないのに、助かる者しか病人として扱わない、いくら病院がハードワーク・オーバーワークに陥っている状況でも、そんな看護士がいるのはいかがなものだろうか?


病院も人をモノとして扱えない『工場』になってしまったのだろうか?


※訂正
文中、祖父の歳が93歳と書いてましたが、正しくは91歳でした。
お詫びして訂正致します。



Posted by alexey_calvanov at 21:19│Comments(16)TrackBack(0) 真面目なモノ 

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この記事へのコメント
ツアランさん>うちのおかんも仕事の休みな日には、ほとんど病院に通いっきりですね・・・。

正直、行かんといけないんですけどね。
病院のある場所が、車でないと行けないところ・・・。
車は基本的に危ないから貸してくれないでしょうし・・・。

正直つらいところでもあります。
Posted by アレックス at 2006年11月08日 01:22
あまゆさん>おかんに聞いて知ったその事実・・・。
そういえば、父方の祖母もこのくらいの歳(89)まで生きていたことを思い出しましたよ・・・。
Posted by アレックス at 2006年11月08日 01:19
雅皐さん>いえいえ。
どうでもよくはないです。もっともだと思いますよ。

とにかく、自分で仕入れられるものは自分で仕入れないといかんわけですね・・・。
Posted by アレックス at 2006年11月08日 01:17
そうですね
私は1年前と、この9月に実家の祖父母を亡くしました母は嫁ながら毎日、朝から晩までに行き看病しました
いいもですがアレックスさん家族の優しい看病おじい様は喜んばれますよアレックスさんも忙しいと思いますが顔を出してあげてくださいねただ看病疲れには気を付けてください
生意気お許しください
Posted by ツアラン at 2006年11月07日 09:17
91歳でしたか。エラいお祖父さんだね。なおさら優しく接してほしいよ。
Posted by あまゆ at 2006年11月07日 01:27
更にこんばんは。
今はホームページからでも色々探せるそうです。でも、病院に限って言えばやっぱり口コミが一番だと思います。
どうでもいい雑学でした。
Posted by 雅皐 at 2006年11月07日 00:54
雅皐さん>初めまして。
こんなサイトですが、お越しいただいてありがとうございます。

それだけ、いい病院を知っていて選べているということだと思います。
大きな病院もそうかもしれませんが、有名な病院でも名前で売って、実はぞんざいな扱いだったりなんてこともあったりと、ブランドや大きさでも選べない、自分で判断して決めるしかないというのも、実にわかりにくいなぁと思います。

↑にも書きましたが、伯母は転院を考えているようです。
あまりに酷い病院の態度に参っているみたいですし・・・。
Posted by アレックス at 2006年11月07日 00:22
ツアランさん>伯母は転院を検討してますし、うちの父母もそうしたほうがいいと言ってました。
かくいう私自身も、帰りの時に見た看護士の態度を見て、
ここにいては1日でも長く先を生きられないなと思わされました。
Posted by アレックス at 2006年11月07日 00:10
カズトラマンさん>患者が病院を選ぶ。
周りの人間が病院を見て決める。

こんなふうになる世の中が少し悲しいですね・・・。
Posted by アレックス at 2006年11月07日 00:08
りーぽんさん>さらにすいません。
2歳サバ読んでしまったようです。

病院のある意味人としてどうかと思う環境・態度は、ちょくちょく新聞の特集記事にも書かれていたり、同じく投書欄にも出てくる次第ですが、現実目の当たりにした親類ではあっても、リアルに話が聞けると、あながちそういう話もうそではなかったんだなと思います。

あとは↑にあるレスの通りです。
これ以上何も言うことがないくらいに。
Posted by アレックス at 2006年11月07日 00:04
あまゆさん>すいません、きちんと歳聞いてませんでした・・・。

訂正加えました。91歳だそうです。
それでも、往生してますね・・・。

祖母が大丈夫ならなおさら在宅看護(医療)なんでしょうけど、いかんせん祖母は『宇宙人』になってしまいまして・・・。
その介護に祖父が疲れ果てた・・・という見方もできなくはないんですよ。
昨今にぎわせている介護疲れの殺害に走らなかっただけ、祖父はえらい人だと痛感しております。
入院の時でも、痛がったり、欲しがったりするそぶりも見せなかったようですし・・・。

穏やかにすごしてもらうのが一番です。

総じて病院がこうも冷酷になったのは、カネ・時間・苛酷な環境に尽きると思います。
何か手違いが起これば訴訟・訴訟・訴訟ですからね。
しないほうでも訴訟が起こりかねないのに・・・。
Posted by アレックス at 2006年11月06日 23:55
はじめまして、DUOのトップページから来ました、雅皐と申します。
病院の件は少し考えさせられました。でも、不思議と自分の周りでそういう話を聞いたりはしないですね。祖父(入院がちでした)のときは院長先生が祖母のことを気遣ってくれてましたし、祖母も最期まできちんと面倒を見て貰いました。
やっぱり、病院もその経営する人によってかなり違いがありますが、なんだか大きな病院のほうが患者さんの扱いがぞんざいな気がします。いや、一個人の意見ですが。
せめてお祖父さんにはいい気持ちでいて貰いたいですもんね。
あまりに酷いなら転院(いい意味で)したほうがいいかも知れませんね。
初見な上に長々と失礼しました。それでは。
Posted by 雅皐 at 2006年11月06日 23:17
同じ看護師として恥ずかしいですね
差別なく良くしてもらえるに転院を
Posted by ツアラン at 2006年11月06日 21:15
うちのひぃばぁちゃんは100歳以上生き抜き、娘であるばぁちゃんは73歳で亡くなりました。今は患者が病院を選ぶ時代になってしまいました。よく考えれば悲しいことですね。
Posted by カズトラマン at 2006年11月06日 15:45
93歳ですかうちのおじいちゃんより10歳くらい上ですね
エレベーターの件はかなり日常でも思いますねしかし、病院の態度って腹にたつときありますよ
うちも昨年末から年明けにかけて祖母が骨折で入院しましたから、気持ちがかなりわかりますてか、最初その骨折も打撲って診断されましたし
てか入院後かなりひどかったですよ真冬なのに、夜になったら暖房切られましたから年末だから省エネしなきゃならないとかなんだかわかりませんが普通、昼間は我慢して冷え込む夜つけとく気がするんですがねそれにうちの祖母は認知症なので、管とらないように24時間付き添いしなくちゃならなかったですから、夜はほんと大変だったんですよ
しかも、隣の患者さん(多分アレックスさんのお祖父さんくらいの年代の方)は、もうすぐ退院だったのに暖房切られちゃったせいで肺炎になっちゃうし
てか、かなり長文でごめんなさい
Posted by りーぽん at 2006年11月06日 01:58
93歳とは長生きですね。でも、最後は人の優しさに触れて旅立ちたいですよね。看護士さんもちょっと気を利かせてくれれば済む事なのに
私の父方の祖父は89歳で肺炎で無くなりました。入退院を繰り返していましたが、最後は家で生活していました。お婆ちゃんが世話をしてたから居れたんだけどね。
病院側は冷たいね今はどこもそうなのかな病院同士で看護士の引き抜きをしてるらしいよ。この先病院はどうなっていくんだろう
Posted by あまゆ at 2006年11月06日 01:08

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