⑤W41SH
今機種はシャープが初めてauで出した機種。今までドコモやソフトバンクの機種に盛り込まれていた機能が初めてauでも味わえることになる。
複数機能を同時起動できる「タスクバー」や覗き見防止の「ベールビュー機能」、そして液晶は『液晶のシャープ』を象徴するテレビ「AQUOS(アクオス)」と同じ技術である「モバイルASV液晶」も搭載(「ベールビュー」・「モバイルASV液晶」は既に京セラ機種では盛り込み済)。
個人的感想
auユーザーには初顔合わせになるシャープ機種。結果的には対ドコモ・ソフトバンク対策の感が強い。
まだまだ魅力的な部分が少なく、去年のモデルを放り込んだのかという錯覚も感じた。
ただ、昔からドコモ・ソフトバンクでシャープを使ってきたユーザーにはありがたい機種なのかもしれない。一部仕様が違うとはいえ、クセがつかみやすいからだ。
いずれにせよ、初のau機種なのでまだ多くを語れないが、ちょっと残念な作りに終わっている気がする。
⑥W42SA
薄さは19.4mmとコンパクトなモデルのひとつだが、開けた時でも閉じた時でも滑らかなデザインに仕上がっている。
大きな特徴としては、数字キーの部分がタッチパッドのようになっていて、手書き文字でメールを書いたり、メニューをスクロールできたりできる「スムースタッチ機能」。
個人的感想
薄さと使いやすさに結構こだわった印象がある。薄さに関しては、後に紹介するW44Kに劣ってしまったが、今まで三洋モデルに搭載されていたでか文字・でかバイブ/受話/着信音もあり、シニアにもウケそう。
カメラ機能も充実しているので、カメラフリークにも満足できそう?
ただ、スムースタッチできる文字はひらがな・カタカナだけなのが残念。
⑦W43SA
テレビ機能がついているが、一般的なケータイに似たフォルムで登場。
W43Hと同様、microSDでの録画も可能。また、三洋独自の「With Disney」もEZケータイアレンジで変更できるようになった。
個人的感想
わかる方ならわかるかもしれないが、形が当時のボーダフォンのV603Tに非常に似ている。特に開けた時のボタン周り。不吉・・・じゃなかった売れそうな予感が(爆)。
ただ、せっかくそこまで似せた(?)のだから、360゚回転ができるようになればもっと見やすくなったのではと思った。
それ以外は一般的なケータイ。カメラが200万画素近くにまで戻ったのがうれしい。
⑧W43K
閉じたままでも音楽再生ができるように(「センサーリングキー」)。音質に非常にこだわった仕様になってもいる。
個人的感想
卓上ホルダーがウーファーの効かせられるスピーカー代わりにもなっているため、ヤマハの音質と京セラ独自の音質(BBEサウンド社の「BBE M3」)で臨場感あふれる音が楽しめるかもしれないが、リモコンが付属していないのが痛い。
音楽にこだわるならば、そこまでしてもよかったはずだが・・・。
⑨W44K
WINで最薄の15mm。ハーフミラーパネルのサブディスプレイは有機EL液晶となっている。数字キーはフレームレスキーで押しやすいし、薄型ながら201万画素のオートフォーカスカメラを搭載。
個人的感想
アンテナを2つ入れなければならないWINの機種の中で、15mmは驚異的。
実は、京セラはツーカーでTK31/TK41というカメラ付の薄型(これも15mm)を出した経歴があり、薄さ作りでなら、au(KDDIグループ)の中で一番技術のある会社でもある。
ツーカー(特にTK31/TK41)利用者なら、高機能の薄型モデルとしてオススメ。
ただ、それ以外は特徴のない機種かもしれない。
後編に続く