10/24にいよいよ始まるナンバーポータビリティ(番号継続(持ち運び))制度。
番号を変えることなく、自由に好きな会社に移動できる、ある意味夢の制度でもあり、長年待ち望んでいたという人も多かったと思う。
ところで、『引っ越し代』が高い高いといわれているが、果たして本当に高いのか?価値観の違いもあるので、一概に言えないが、実際、番号を変えずに会社を変えるのにいくらかかるのか?
実際に検証してみました。
まず、引っ越し先に来た時の『引っ越し代』(①)。いわゆる新規事務手数料(※1)なのですが、これはほぼ各社一定。
ドコモ:3150円
au or ソフトバンク(※2):2835円
ドコモが若干高いくらいで、そう大差はないと考えてもいいでしょう。
しかし、引っ越し元に払う『引っ越し代』(②・③)。
まずは移転時に、元いた会社に支払うMNP転出予約手数料(転出料)の2100円。そして、年間割引サービス解除時に発生するいわゆる解約返戻金(よく解約金もしくは契約解除料といわれている)が会社ごとで非常に異なってくるわけです。
ここでは、全国統一サービスもしくは全国統一プランで申し込まれた時に付けたサービス(※3)を指します。
もちろん、つけていなかった場合は、かかりません。
ドコモ(新いちねん割引)
1年毎に来る更新月以外での解除の場合、3150円
au(年割・ガク割)
1年毎に来る更新月以外での解除の場合、3150円
au(MY割)
2年毎に来る更新月以外での解除の場合、9975円
ソフトバンク(ハッピーボーナス・2年割引(※4))
2年毎に来る更新月以外での解除の場合、10500円
ソフトバンク(年間割引(※5))
1年毎に来る更新月以外での解除の場合、4200円
と、見てもらってもわかりますが、各社バラバラ。特にソフトバンクの解約返戻金が高く、ナンバーポータビリティへの『無言のプレッシャー(足かせ)』になっています。
同様に、auのMY割も非常に拘束力が強く、これも同様なイメージを持たせてしまいます。
うがった見方で言えば、ドコモやauの年割契約者は解約返戻金が安いため、他社への変更を考える人が多くなることも予想されるわけです。
長くなったので、結論に続く。