県政は誰のものか?(後編)
さて、後編です。
最後に、私が危惧したとおり、大量の棄権者が出た。前回比で7.8%の減とのこと。
棄権者には3パターンあると思われる。
まず田中知事勝利確定と思った人。もう一つは村井新知事確定と思った人。最後はどちらとも決めかねていた人。
最初の人達は選挙に行くべきだったが、数としては少数派なのかもしれない。2番目も然り。
今回多かったのは、決めかねて棄権というパターン。9割も関心があって、8割が行くと言ったのにも関わらずだ。
かねてから私が言っていたが、投票率低下は第三極が出なかったことが一番の原因だと思う。
『田中県政に批判的だが、高齢・自民党色の強い村井氏にも入れたくなかった・・・。』
では、そう思っていた県民の手で新しい県知事候補を擁立すべきではなかったのだろうか?議会とも歩み寄れて、田中知事のように言うべきことは言える知事を。
かつて田中知事を当選させた時は、旧態依然の体制にNOを突きつけた。そこで民意の重要さ、新しいことを受け入れることの重要さを学んだのではないのだろうか?
決めかねて棄権した人というのは、結局どうしたかったのか問いたいと思う。
いずれにせよ、新知事には長野県を良い方向へ導いてもらいたいものだ。
Posted by alexey_calvanov at 23:13│
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真面目なモノ
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スポーツレディさん>初めまして。
最近の田中知事の言動は少しおかしいなとは思っていました。知事を支持していた私にとって、長期化するか変わるかの選挙だと思っていましたが、『変わる』相手が悪かった・・・。
ガラス張りの知事室をやめるというのは、パフォーマンスはしないで堅実にやるとも取れますが、旧態依然の体制に振り子を戻すという意味を示唆しないか心配です。
村井新知事の4年間を県民は十分監視すべきです。特に選んだ人。
そう、選んだ者の責任として。

さん>至極ごもっともです。
そうしなかったのは、旧態依然の体制を強調したくなかったと推測しています。
いずれにしても厳しい選挙でしたね。
お初です。さて確かにこの何ヶ月か県政を疎かになったのは誰もが知る所。新党代表なんかするからちょっと何考えてんのと思ったのも無理もない。執筆くらいで止められなかったかな…。新知事はガラス張りの部屋を必要ないと言っている。また自民党よりの県政になっていくんだろうか?住民との対話は続いてほしいと思っているけれども。
新知事もカメレオンみたいにしてないで、自民党所属で出馬すればよかったのに。