
です!
ところで、ファンタシースターって何ぞや?という方が多いと思われるので、ここでどういうゲームなのかを紹介。
オリジナルは1987年の年末、当時ドラゴンクエストⅡが発売し、ちょっとしたRPGブームが起こっていた頃。この発売に前後し、PCからの移植では、ウィザードリィ、ザ・ブラックオニキス、ウルティマが発売。オリジナルでは、ファイナルファンタジー(以下FF)、ディープダンジョン、女神転生等が発売されていた。
よく「セガはRPGに弱い」といわれているが、後々シャイニングフォース(シミュレーションRPG)・ヴァーミリオン・レンタヒーローなど、確かに数は少ないもののキラリと光る作品を出していた。
閑話休題。話がそれてしまったので、本題へ・・・。
ファンタシースターはセガの3・4代目ハード、マークⅢ/マスターシステム用ソフトとして発売。当時の常識を覆す斬新なRPGでもあった。
①家庭用ゲーム初の4Mバッテリーバックアップ採用
後述する3Dダンジョンやアニメーションする敵キャラ等々でかなりの容量を使うからなのだが、8bitゲーム機では、これまたグリグリ動くことで有名にもなったメタルスレイダーグローリーやドラゴンクエストIV等が出る90年代までなかった。
しかも、開発当初はフォロー用でパスワードコンティニューも練っていたから、当時の中心開発者、中氏の『計算力』には脱帽。
②アニメーションする敵キャラ・高速3Dダンジョン
処理能力はファミコン並(あるいはそれ以下)ともいわれていたマークⅢ/マスターシステムで、あれほどスムーズに動く3Dダンジョンは次世代機までなかったし、敵がアニメーションするのは、あのFFでも実現できなかった。ただただ中氏の先見性にも脱帽。
③女性キャラが主人公
キャラデザが小玉さんという女性の方だからなのか、主人公は女性。他のRPGが男性一色の中で、奇異に見えたし、セガらしいといえばセガらしい(笑)。
④FM音源を使用
実はマークⅢの一部のソフトはFM音源対応になっていて、当時としては滑らかなシンセサイザーの音が楽しめた。このソフトでも使われていた。
なお、マスターシステムはFM音源機能を標準装備。
当時、セガ提供のアニメ(赤い光弾ジリオンで見たという方が多いだろう)で盛んにCMが流されていたので、もしかしたら覚えがあるという人もいるのかもしれない。
ちなみに、ファンタジーゾーンなどの一部のセガソフトはサン電子等で移植されたのだが、このソフトだけは最後までファミコン等で移植されなかった。それだけ他機種でのプログラミングが困難だったのかもしれない・・・。
その後、オリジナルは若干のアレンジを加えられて、SSのセガエイジス・ファンタシースターコレクションや大幅なアレンジが加えられたPS2のセガエイジス2500 ファンタシースターgeneration:1に移植された(なお、プレミアソフトにもなっている前者にはファンタシースター等の当時のテレビCMが収められている)。
で、今回iモード版から数年後ではあるが、EZアプリ版も晴れて配信(されたのは少し前だけど(爆))。
やはり、当時最難関だった3Dダンジョンにマップが搭載されたのが大きい。外へ出たり、ロードし直さなければ、ずっと表示されるので、大分楽になりました。
メッセージもかな・漢字混じりになって読みやすい。ただ若干窮屈?
なんでこんなこと言うのかというと、オリジナルは容量の関係ですべてカタカナだったから(笑)。
しかし、操作性(特にコマンドの操作性)があまりよろしくない。何回セーブしようと思ってタイトルコマンド押してしまったことか(泣)。
あと、やはり当時から指摘されていたバランスも悪い。この部分はオリジナルをそのまま移したなという感じ・・・。一部宇宙船の演出もカットされてるし、ファンの方には食い足りない感じかも・・・。
というわけで、今回からしばらく、攻略も兼ねて(?)ソフト紹介をしていきたいと思います。