後編は残りの機種の紹介です。
①W42H
背面上にある細いライン状パーツを差し替えることで、端末の雰囲気を変えられるカスタムバングルを搭載。最大の特徴として、利用シーンに合わせて端末内のスケジュールやアドレス帳・待受画面・着信音・画面配色を切り替えられるWシーン機能があげられる。また手ブレ軽減カメラも搭載。外部メモリはmicroSD。
個人的感想
ビジネスとプライベートで使い分けができるWシーン機能は魅力的ではあるが、それ以外はこれといった特徴がなく、あくまで普及版WINとしての感覚が強い。
なお、カシオとの共同開発なので、モバイル辞書は搭載。また、今モデル唯一のおサイフケータイであることは抑えるポイントかもしれない。
②W42K
まだまだ難視聴地域が多いとの理由でアナログチューナー対応。また届いたメールの内容によってキャラクターの表情が変化するエモーションメールや、コミュニケーションの親密度を表示するペアバロメーター機能を搭載。さらに超省電力モードといえる長持ちモードや遠隔操作でマナーモードを解除できるようになった。今回も2.4インチモバイルASV液晶搭載。
個人的感想
格好としてはW31K/KIIのように丸っこい感じになっている(若干シャープな面もあるが)。アナログチューナーを除けば大きな機能はないものの、細やかな配慮が見受けられる。
③W33SAII
W33SAのマイナーチェンジモデル。地デジ+アナログが視聴可能。新たな機能としてPCサイトビューアーが追加され、機能面ではモバイルWnn αに仕様変更されている。
個人的感想
PCサイトビューアーと色合いがOKならば、こちらの発売まで待ってもいいだろう。
W33SAが男性的な色合いが強かったのに対し、今モデルは女性ユーザーを意識したモデルになる模様。ちなみにこの機種の青は一番見た目ではいい・・・。
ただ、W33SAをベースにした旧モデルなので、LISMO非対応であるという点に注意が必要。
④A5521K
今モデル唯一の1Xモデル。2.4インチモバイルASV液晶・フレンドリーデザインを採用。厚さ18mmの薄型モデルでもある。また新機能である、届いたメールの内容によってキャラクターの表情が変化するエモーションメールや、コミュニケーションの親密度を表示するペアバロメーター機能も搭載。外部メモリはmicroSD。
個人的感想
実は薄さの面と外部メモリ・テレビ視聴の有無を除いてW42Kとほとんど同じ。ただ、薄型モデルでスマートモードを搭載しているので、特に中高年やケータイ初心者にオススメ。また唯一の1Xモデルでもあるので、パケット通信やメールをそうしない方々にも薦められる。
総論
総じて、ドコモの力の入れようが、来るべきナンバーポータビリティの前哨戦として考えているように思える。
auは春モデルに比べるとイマイチ。ただ、ウォークマンケータイやG'zOneといったとがった端末が際立って見える。
ボーダフォンは相変わらずというか、コラボ等目立とうとしているが、いまいち増加につながりにくいように見える。しかし、804NKや発表はなかったもののEシリーズのケータイがコアユーザーにとっては魅力的に感じるだろう。この端末の成功次第では大きくステップアップできる可能性も秘めているだろう。