おしまいに、最近発表されたauの新機種です。
ほとんどの機種がWINとなり、そのWINでも企画端末や付加価値の付いた携帯の割合が大きくなってきました。
auの大きなポイントは
・最強の音楽ケータイ登場
・防水ケータイ、WINに初上陸
といったところですが、いまいちパッとしたものが少ないように思える。春モデルのW41H・W41T・W41K・ジュニアケータイのような強烈なインパクトのある機種があまりないのが残念。
そんな中でもきらりと光るものはあったのでここで紹介。
①W42S
C406S以来、音楽や音に対して大きなこだわりを打ち出してきたau。特に最近はLISMOとの連携でPCからでも簡単にダウンロードできるようになったし、業界初の着うた・着うたフルでも手軽にダウンロードできるようにもなった。そんな中、さらにウォークマンのように扱える、他の音楽プレイヤーのように手軽にできるケータイが今回の機種である。通称ウォークマンケータイ。
ケータイ底面についているミュージックシャトルキーが音楽の再生を手軽に簡単にさせる。また、連続再生時間は最大30時間で、LISMO・SonicStageに対応。なお、音楽専用に1G(ギガバイト)、外部メモリ(最大4G)と併せて最大5Gまで拡張可能。
さらにPCサイトビューアー・GPSナビ・FM搭載。
個人的所感
海外では既に発売していたウォークマンケータイがいよいよ日本に上陸となる。かなりウォークマンの最新モデルに近い操作感覚になっているようで、相当なこだわりを感じる。注目点はシャトルミュージックキー。正確に言うと違うが、長年再登場が渇望されていたジョグダイヤルが復活したことになる。底面にあるので、もし正式復活の暁には、ジョグの操作と十字キーとでかなり快適になるのではないのか?
それ以外はごくフツーのケータイ。
②W42CA
昨年、4年ぶりに1X端末としてG'zOne Type-R(A5513CA)。それから1年、WINでの登場となるのだが、これまたジョグダイヤル同様WINでの登場を心待ちにしていたユーザーには大きな朗報だろう。正式名はG'zOne W42CA。
ボディは一回り大きくなったものの、前機種に当たるW41CAの機能をほぼ網羅。さらにW41CAには搭載されなかった電子コンパスやモバイル辞典が追加された。
なお、外部メモリは、防水面での理由でmicroSD(旧TransFlash)カードとなり、ケータイ内部(電池搭載側)に収納される。
個人的所感
長い間WINでのG'zOneを渇望さていたユーザーが多かったので、W41CA同様大ヒットが望めるだろう。基本機能はW41CAなので、これから機種変更を検討している方は、持った感じ・色合い・大きさ・価格面で不満がなければ、この機種にしてもいいだろう。またICカード対応機種なので、もう1台アウトドア用としてチョイスするというパターンも考えられる。入れ替え面で不便ではあるが・・・。
メモリがmicroSDカードになるので、地方では入手が困難になると予想される。ショップ等での積極的なフォローは急務である。
なお、今回のモデルは折りたたみ。ぜひ次回は回転2軸でカメラとして使いやすいケータイができればと思っている。
③W44T
厚さ21mmでWINの中ではかなり薄いモデルになる。またauの東芝モデルでは初の回転2軸モデル。Bluetooth機能がさらに強化され、付属品で専用のBluetoothレシーバーを用意、ワイヤレスで簡単に音楽再生が楽しめるようになった。
さらにワイドタイプを除けば最大の2.6インチのQVGA液晶を採用。そして外部メモリなしでも1Gの内部メモリ搭載。それ以外ではW43Tで初搭載された3Dナビ付のEZナビウォークに対応。
個人的所感
今回カメラに関しては320万画素ではあるものの、MOSとなった模様。写り具合の変化が気になるところ。ただ、回転2軸により、よりカメラらしい使い方ができるようになった。内部メモリもW41T(MUSIC-HDD)程ではないものの、1Gもあり、さらにW41Tでは搭載できなかった外部メモリが搭載できて、しかもかなりシェイプアップされているのはとても魅力的。ただ、おサイフケータイ(FeliCa)機能がないのは残念。今回の新機種の中では一番のハイスペックモデルになるのかもしれない。
後編は残りの3機種と唯一の1X機種の紹介。