夏の新機種、続いてはボーダフォンです。
このボーダフォンというブランドネームで夏商戦を迎えるのは最後になるでしょう。秋以降はソフトバンクモバイルという新体制で迎えるため、今後の戦い方を見る上で今回の夏商戦は極めて重要です。
そんなボーダフォンのポイントは
・フルブラウザモデル本格登場
・ポップンハイソ感(ポップでハイソ感)たっぷり
・PDCも粘り強く登場
一部報道では、ドコモのmovaが打ち切りになるのではと言われてるので、PDCモデルを渇望しているユーザーには朗報かもしれませんが、どれだけそうパイがいるのかが不透明・・・。
え、ワンセグは?と言われそうですが、今モデルの最注目905SHはギリギリ夏モデルではないという解釈で進めます。
①705SH
厚さ17mmのコンパクトモデル。通称SLIMIA(スリミア)。
全体的にメタリック調。特にロイヤルブラックは樹脂表面に金属薄膜を形成する「不連続蒸着塗装」を採用。外部メモリはmicroSD(旧TransFlash)で端末内部に搭載する。
個人的感想
ロースペックでありながら、200万画素カメラやコミックビューア・Bluetoothゲーム・Vodafone Address Book等も搭載。単なるロースペックではなく、『魅力的なロースペック』になろうと努めている。
②705T
音楽ケータイで大ヒットした803Tの後継モデル。一回り小さくなった。
3色ともポップな色合いで、その中のひとつになるスプラッシュピンクは、若い女性を中心に人気のファッションブランド「サマンサタバサ」とのタイアップモデル。なおVodafone Address BookとVodafone Live! Castが搭載されるものの、インカメラと赤外線通信は非搭載。
個人的感想
スペック面ではカメラ機能が131万画素にダウン。形的には派手な色遣いを除いてほとんど803Tと同じ。その他、一部を除いて変わらないので、お気に入りの色がなければスルーか803Tの購入をオススメする。
③804NK
海外メーカーノキアの端末。ベースはN71。
ボーダフォンの海外端末としては初めてのQVGA液晶を採用。またRSSやJavaScriptに対応したフルブラウザを搭載。さらにFMラジオ機能(海外でも聴取可)・ドキュメントビューワ・200万画素カメラ・ノキア初のminiSDカード採用とかなり日本を意識した端末。
個人的感想
詳細がまだ不明な点も多いが、操作感覚はノキアベースのようだ。これまで独自のデザイン・操作感だったのでノキアフリーク以外には敬遠され、特にフツーのケータイと変わらない感覚で使っていた人々にはかなり困惑させられた方も多かっただろう。
ただ、miniSDが使えるのは大きい。日本ではReduced Size MMCカードを手に入れるのは、特に地方では難しいからだ。大手家電販売店でも難しいので、これは朗報。
また海外でもFMが使えるのも大きい。外国旅行で現地の情報を仕入れたい人には重要なファクターになる。日本語放送を行っているFM局があるのを知っていれば、ぜひ押さえておきたい。
④V304T
大きな文字とわかりやすい表示がさらに進化した「新シンプルモード(仮)」を採用。また、カメラありはホワイト、カメラなしはブラックと色で使う対象を分けた。さらに本体を閉じたままでも、消音とオフラインモードに移行できる「スライドスイッチ」(仮称)を搭載し、使う層に配慮して、できるだけ長押しすることを控えた作りになっている。
個人的感想
カメラなしモデルを出すのはV301Dカメラなしモデル以来3・4年ぶりだろうか?最近は個人情報でカメラ付を持ち込めない会社もちらほらあるので、そういう会社にも重宝しそう。ボタンが十字キーぽく、非常に押しやすそうだ。
⑤V201SH
プリペイドケータイ。カメラは非搭載だが、赤外線通信は対応。ストレートだが、かなりコンパクトなケータイ(厚さ16mm)。
個人的感想
ドコモのPreminiシリーズに近い。これでプリペイドだけというのが非常にもったいないような気がする。
次回はau編です。