夏の新モデルが出揃いました。今回ドコモ11機種(うち1機種はカード型)、ボーダフォン7機種(うち1機種は既存モデルの新色)、au7機種となったようです。
今回はドコモが一番発表が早かったので、ドコモから始めていきましょう。
ドコモの機種の最大の特徴は
・HSDPA(ハイスピード)モデルの登場
・着うたフル対応機種の登場
・大容量配信プログラム(ミュージックチャネル)の登場
といったところでしょうか。
では、早速紹介していきます。なお、今回紹介されたモデルで、カード型のM2051 HI-SPEEDは割愛します。
前編は902iS編。
①D902iS
新たにスピードセレクターとフルブラウザ機能を搭載。前者はかつてのソニー機種のように、くるくる回すことで上下のスクロールを早くできるようにしたという。
それ以外は待ち受け以外でもキーロックができるようになった点とアプリ画面が横にでも対応できるようになったくらいで、文字通り『マイナーチェンジ』な端末になった。
個人的感想
大画面のスライド、実質400万画素のカメラ以外はこれと言って大きな特徴がない機種。しかし、スライドに関していえば、使いやすさにこだわった点も見受けられ、若干厚みもあるものの、かなりこなれてきていると言えよう。
②F902iS
今までキー側についていた指紋認識機能が背面に移動。また音楽再生面ではAAC以外にもWindows Media Audio(以下WMA)が搭載。これにより、PC(Windows Media Player)上で管理された音楽ファイルも移すことが可能だし、また音楽配信サイトからの転送再生も可能。
個人的感想
音楽再生面ではかなり強化されているが、着うたフルに対応していないので、PCがない、またはできない人には敷居が高くなってしまって誠に残念。
その点ばかりに目が行きがちではあるが、閉じたままでも指紋認識ができるようになった点やフルブラウザ機能、手ブレ補正のついた323万画素CMOSカメラ等、意外にバランスのいい機種でもある。あとは起動面での克服ができれば文句はないんですけど・・・。
③N902iS
縦・横以外にシャッターボタンを押した時に生じた前後のブレや回転ブレでも補正できるようになった。またカメラが底面に設定され、横撮りができるようになった。
それ以外では、シンプルロックを解除するための顔認識機能や「ドラゴンクエスト不思議のダンジョンMOBILE」がプリインストールされている。
個人的感想
『進化したアークライン』とうたっているが、ピンクがポップな色だなと思ったくらいで、それほど革新的な感じはなく、相変わらずの『保守的』な端末だと思えてならないものの、「ドラゴンクエスト不思議のダンジョンMOBILE」や「ダービースタリオン」のように、ゲームユーザーのツボを付くのが相変わらず上手い・・・。
④P902iS
P901iSで登場したドットパターンが復活。カスタムジャケットと併せて「ヒカリ×カスタムジャケット」に。
さらに音楽再生機能として着うたフルに対応。それ以外では顔認識・国際ローミングに対応。
個人的感想
やはりカスタムジャケットのPと言ってもよいくらいこれに尽きる。色合いは赤・白・黒ではあるが、とても鮮やか。逆を言うと、着うたフルを除いて、それ以外は至って平凡な機種かもしれない。
⑤SH902iS
SH901iSで使われていたアルミボディが復活。前よりかは厚みを増して強化されたというが・・・。また覗き見防止機能「VeilView」は引き続き採用。
背面の有機ELサブディスプレイは鏡のように利用することも可能。
それ以外では、最長22時間の音楽再生機能やIrDAの約30倍(4Mbps)となる大容量高速赤外線通信規格「IrSimple」を搭載。データ通信以外での高速化を計っている。
個人的感想
まず言わなければならないのは、回転2軸を取っていないため、常に縦での状態でしかカメラ撮影ができないという点。また長時間の再生能力を持っていながら、イヤホンマイクが付属されていないのと着うたフルに対応していないのが残念。基本的にシャープ端末は値下げになる機会が少ないので、それぐらいのプレミアムが欲しいところ・・・。