WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表、何とか準決勝決めましたね・・・。正直無理だと思ってました。
現地時間16日(日本時間17日)に行われたアメリカ×メキシコ戦。かたやスター軍団中心のアメリカ。かたや2連敗で準決勝進出は絶望的なメキシコ。どう見ても、力の差でも、モチベーションでもアメリカ有利だったんですが・・・。
やってくれました。1-2でメキシコ勝利。絶望的なシチュエーションの中でメキシコがかなり奮起してくれたことに感謝さえ覚えます。
アメリカの敗因は日本同様打てなかったということと、投手陣の不調、そして時期的に微妙だったということでしょうか。
この『時期的に微妙だった』というのは、大リーグの開幕が近いため、この時期は調整に入っていることが多い。丁度大リーグもオープン戦に入っていて、ここで調子を上げておかないとレギュラーが危ういのは日本と同じ。そこでWBCが入ったので調子が狂っている選手が多かったのではと思う。
それは日本にも当てはまっていて、やはり丁度オープン戦。キャンプから調子を上げていって、この時期で開幕までの総仕上げ・・・が、やはりWBCで調子が狂ってしまっている。今回WBC選出の選手はかなり早い時期から調整をかけていたのが災いしていないかとも思えてならない。
ただ、日本のそれと違うのは、アメリカはオフシーズンでも自分の身体を鍛え、キャンプの時に調整(間に合わせる)という感覚的な違いがあることはある。
もうひとつはハングリー精神。韓国は日本に勝つという一心でアジア予選を戦っていたし、2次リーグでは兵役免除というのが若手の刺激になったともいえよう。
メキシコは2連敗の雪辱を晴らしたいために必死で戦ったと思う。
アメリカ・日本にはそのハングリー精神が欠けていたのではないのかと思う。韓国戦では必死さは見えたものの、要所でミスや手痛い安打を打たれている。起用法にもよるのだろうが、いただけない部分がある。
韓国に勝つために、日本は、
まず『時期的に微妙で実力が出せなかったことからの脱却』
もうそろそろ本調子が出てきてると思う選手がちらほらいるので、バッサリとスタメンを変えるつもりで挑んだほうが良い。特に福留選手がかなり調子悪いと思うので、もう変えたほうが良いと思う。
あと、中継ぎに2次リーグで2試合出た藤川選手も今回は出さないほうがいいのかもしれない。勢いのある選手で固めて出すべきだと思う。
もう一つは『ハングリー精神』
韓国は3度目の日本戦で徹底的に叩きにくると思う。おそらく実力をピークにもってくると思われる。まだ、韓国は実力を100%出していないと思えてならない。政府も兵役免除を決め、次は報奨金が出てくるのではないかと思う。
さすがに日本はそこまでできないかもしれないが、野球の先輩として、アジア野球の盟主としての意地とプライドをハングリー精神に繋げてもらいたい。
決戦は現地時間18日(日本時間19日)。だが見えない・・・。
ああ、どうなることやら・・・。