いつも見ているディスカバリーチャンネルの番組「怪しい伝説」のエピソード。
今回は題名に関するお題と風船で子供が宙に浮くかどうかのお話。
さて、沈んだ船がピンポン玉で浮かぶと思うだろうか?
また、子供が風船を身体にくくりつけただけで浮くと思うだろうか?
実際は番組を見てもらえればわかりますが、ケーブルテレビかスカパーに入ってないと見えないので、ネタバレ含みますが、ここでタネ明かしを兼ねて書いていこうかと。
今回のお題は先程話したように2つ。
まず、風船で子供が宙に浮くかの検証について。
映画とかの古典的なギャグ(例として「ミスタービーン」の中で子供をあやそうといて風船を乳母車にくくりつけたら、お金を払っている間に飛んじゃった・・・という話が上げられていた)からのお話。
体重約20kgの4才児を被験者にしてやろうといたが、風船を膨らませるのに膨大な時間と風船が必要と判明。
実験開始時には2000個ほどで大丈夫かと思ったが、実際は4500個でやっと浮かぶという燦々(さんさん)たるもの。現実的にこんな数の風船が4才児で持てないし、あるわけない(笑)。
で、お題にもなっているピンポン玉で沈んだ船が浮かぶかというお話。
元ネタはアメリカらしく、ディズニーのドナルドダックのマンガから。沈んでいた船を浮かばせる方法がないかと思案していたら、近くにあったピンポン玉をたくさん使って浮かばせようというアイデアから。
グラスファイバー製の小型ボート(350kgのアシカが40頭乗っても沈まなかった代物)を沈め、その中にピンポン玉を流し込んで浮かぶかどうかと確かめる。
実験前の計算上では約5万個ほど必要だということ。これだけたくさんのピンポン玉がいること事体めちゃくちゃだし、それをやってのけようとするアメリカンスピリッツ(ホメ言葉)も大したものだと思う。
実験前から紆余曲折あったが、結果は・・・浮きます!ビックリするほど。
しかも約半分の2.7万個で。
グラスファイバー自身、軽い素材のためではないかとのことですが、それでも何気ない物でも浮かんでしまうんだなぁと。
この2つの実験で、重力(または浮力)がこれほどにまですごいとは思わなかった・・・。実感できないですからね。私達には。
ところで、2つ目の実験に出てくるサルベージするための装置(水を流しながら、ホースをつけた漏斗(ろうと)を使って流し込むモノ)、ドナルドダックのマンガにも同じ物が出てきてます。70年ほど前のマンガなのに、発想は同じ。結果も同じ(爆)。
皆さんも船が沈んだら、ピンポン玉のご用意を(爆)<ムリ。