もう怒りがおさまらない。
まずは東京電力(TEPCO)。
先日の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)がきっかけで起こった福島第一原子力発電所の事故では、事態を甘く見た、かつ情報を小出しにしてひた隠しにしていた東京電力幹部の対応にもう怒りを通り越して呆れかえってしまうほどでした。そして国を欺いたその責任はとても幹部の更迭では済まされない事態だと思います。社員が悪くはないと言っても、東京電力の解体を国が指示しても、国民は当然の対応だと納得してくれるものと思います。
そして原子力安全・保安院の行動。
彼らは3/15に早々と事故の起こった現場から50km離れた福島県郡山市に『逃走』してしまったのです。これもわかった際、本当にはらわたが煮えくりかえる思いに駆られました。
やっぱり国の発表では危なかったんじゃないのか、実は事態が深刻だったのではないのかと邪推されたほどです(実際、福島第一原子力発電所は1~4号機までが危機的状況に陥り、5・6号機が危険な段階になっている)。
あまつさえ、私自身の火に油を注いだかのような状況に追いやったのが、プロ野球・セリーグの対応。
パリーグは4/12に延期した開幕戦をセリーグは予定通り3/25に強硬して行うことに。その主導をしたのが巨人・渡辺読売グループ会長。しかも渡辺会長はナイトゲームさえも強硬開催しようと画策していたと言われています。さらに、開催延期を求める声を「俗説」と一蹴していました。
東京ドームで試合を行うと、状況にもよるものの4000世帯ほどの電力が必要とされています。しかし現在計画停電によって東京23区(一部除く)以外は数時間の停電を少なくとも行わなくてはいけない状況。いくら23区は対象外とはいえ、東京ドームの電気をどこからねん出するのかということを考えれば、周辺地域の電力事情が悪くなることは明明白白。そのことを鑑みてやろうというのでしょうか。
確かに選手のはつらつとしたプレーは被災者への活力になる部分は否めません。
しかし、そのために周りを犠牲にしてまでやることなのか。しかも西日本で行われる甲子園(高校野球)と違い、電力事情が悪いことを考えれば、とても強硬開催をできるような状況ではないと思います。
唯一の救いは、選手会が強硬姿勢を貫いていることとセリーグの理事会が延期を決めたことでしょうか。理事会の延期はまだ手ぬるいところもありますけど。
あとは、ACジャパンのCMばかりになってから抗議の電話を入れる輩は、普段CMなんてトイレタイムとか言ってる人間じゃないのか?
そう言う輩は、CMがあればあったでうっとうしいと言って怒って、なくなってACばかりになると、しつこいだの内容がそぐわないだの、(民間団体なのにもかかわらず)税金がもったいないとか抜かしやがって・・・。
なら民放は見るな。きちんとカネを出してNHKだけ見てればいい。
それと買い占めしている輩もそう。特に十分な供給量のある関東(茨城除く)以西と北海道の輩。あれほど大丈夫だと言っているのに、買い占めをすれば東北の人達がさらに困窮しかねないのになぜそうするのだろう。悲しくてやりきれないです。
もうここまで利己主義な人が出てくると・・・。
世界中が日本の冷静で的確な行動を賞賛しているというのに、こういった一部の利己的な輩がその評価をぶち壊しにしかねないことを思い知らせないといけない。そう痛感しています。