実のところ、今日の試合は、昨日と違い中継がなかったのですが、試合速報を見るにつけ、あっけなくやられたようなふうに書かれています。
3回裏の2アウトに新井貴浩選手に投げたワイルドピッチで失点すると、7回裏にマートン選手のタイムリーで逆転され、打線の元気のなさもあり、ここで万事休す。更新中だった無失点記録は46回2/3というパリーグ2位の記録で幕を閉じました。
ところで、ダルビッシュ選手は、ここのところ調子が悪いとは言われているものの、要所要所で見せる堅牢なピッチングを見せつけるにつけ、それがウソだとさえ思えていたほどです。
それが今回2点も取られたということは、いつも通りのピッチングで調子が悪いふうではなかったら、やはり『甲子園の魔物』が快投に水を差しているとしか思えません。高校野球であればその雰囲気でしょうか、プロ野球の場合は、間違いなく阪神ファンでしょう。
内外野を含めほぼ全方位の声援。それがうなり・地鳴りになってマウンドに攻め立てる姿は、味方には強い力を得、敵には大きなプレッシャーになります。実際に見ていない人間でもテレビやラジオを介してその怖さがまざまざと見せつけられます。
でも、正直記録へのプレッシャーがなくなって投げやすくなったのも事実。次回の試合ではのびのびと投げてほしいと思います。

