2011年06月24日

あと1ヶ月で、これはヤバいぞ・・・

アナログ放送終了(2011年7月24日)まであと1ヶ月(岩手・宮城・福島除く)。現在浸透率は約95%で、アナログ放送しか見えない人達のために終始告知をするなど巻き取りに必死になっています


そんな中、やっぱり出てきた『電波空白地帯』(難視聴区域)。地域によって様々なんでしょうが、関東圏と関西圏で事例が出ているようです。

関東圏の場合、最大87,000世帯で東京6局(NHK・日テレ・TBS・フジ・テレ朝・テレ東)しか見られないという状況に陥る模様です。
地デジ移行によって、いわゆる独立U局(関東圏の場合、とちぎテレビ・群馬テレビ・テレ玉・チバテレ・TOKYO MX・テレビ神奈川)が見られなくなることで、その地域の詳細な報道や天気予報が見られなくなるため、不測の事態が起こった際、情報難民になる可能性があります

関西圏の事例では、アナログ放送でテレビ大阪とサンテレビを見ていた地域(主に兵庫県と大阪府)で問題が発生しているようです。
関西圏では阪神タイガース戦を観戦したいという理由などで、本来は兵庫県でしか映らないサンテレビをきれいに映すために不要な電波をカットするブースターをかませているケースがあります。普及世帯は大阪・兵庫で6万世帯ほど。
しかし、これをかませていると、地デジ移行の際、NHKの総合テレビが映らなくなるという事態が発生し、やむなく取ろうとなると2~3万円の工事費用が必要になるとのことらしい。それで対象世帯の人達の中にはバカらしいといって抗議するケースが出てきたそうです。


どちらのケースも、こうした事態が起こる理由は電波の特性から
地デジ放送は全てUHFという電波帯を使っているため、電波の伸びである直進性が強く、山がちな集落やビルの陰になっている集落では上手く映らない可能性が出てきます。
こうしたケースが出てくると、対象世帯が多い場合は中継局の設置ができるものの、逆に少ない(100世帯以下の)場合はケーブルテレビか映りやすい場所に建てた共同アンテナに頼るしか方法がありません
前者のケースは名古屋でもあり、テレビ愛知が名古屋市内に中継局を(名駅セントラルタワーズ・国際センタービル・緑区大高に)設置したのが有名です。後者の場合は、ごく一部を除いて全て対象住民の負担になるため、何とかしてでも避けたいケースではあります。

なお、最初に示した浸透率は、80歳以上の高齢者は対象から外しているという不可解な注釈があります。
高齢世帯の中には単純にデジタル機器に弱い人体ばかりでなく、生活基盤がぜい弱な人達もいます。そういう人達のために低額ないしは無償でブースターを普及させているとは言いますが、これも地デジコールセンターの人達が血眼になってやったからこそわかる話


今回発生した情報難民や高齢世帯への普及や補償は、可及的速やかに行わないと、想像以上の混乱が起こる可能性もはらんでいます。国は色々な大作で大変だとは思いますが、ロードマップを設定した以上は責任を持って対処して頂きたいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:17│Comments(0)TrackBack(0) 真面目なモノ 

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