2011年09月05日

回収で泣いた機種が遂に回収

ソフトバンクが今日、かつてボーダフォン時代に発売した初期3Gモデルの5機種を無償で交換することを発表しました。
無償で交換対象となる機種は、902SH・802SH・802SE・802N・703N(いずれも頭に『Vodafone』が入っている)の5機種。いずれも3Gを本格普及させる際に売り始めた事実上の『初期モデル』と言われる機種です(実際は8102SE・802N・703Nはもう少し後の発売になる)


しかしこの機種は、過去散々泣かされた経験がありまして・・・。


発売したのはいいんですけど、ユーザーインターフェイスが独特すぎて、誰もわからない(苦笑)。国際調達で安くしたのが仇になって、これまでのユーザーインターフェイスではないものに切り替わってしまったため、買ったはいいが操作がわからないといった苦情が続出しました。しかも、説明書も分厚いくせに不親切というもので、何度もコールセンターに問い合わせた経験があります。もっと言うと、当時できた機能がなかったというオチ付(泣)。

そしてよく壊れたフリーズで持ち込み修理は当たり前。USIMの接触不良もあったんじゃないかとも疑ったんですが、そうではなく機械の純粋な不良ばかりこれだけで1日4・5件ざらにありました機械がよくても電波が届かないということでの苦情も・・・。今はそれなりに改善されていますけど)。
特に壊れた比率が多かったのが、802SE・802N代替機(故障の際に渡す機械)でさえもぶっ壊れたという壮絶なエピソードもあります(爆)。
802SEに関してはあまりにも独特な操作性すぎて、ソニーファンの人でさえも敬遠したというオチもありますね(ちなみに、802SEはソニー制作ではなく、スウェーデンにあるエリクソン制作)。

で、あまりに壊れる事態が多かったので、一時期ノートPCを使って、アップデートするという作業も行ったんですけど、時折それに耐えられなくて壊れる機種が現れ、もう泣いていいですか・・・と心が折れかかったこともしばしば


ボーダフォンの頃はまさに暗黒時代とも言いたくなる時で、この3G政策の大失敗で、日本人に合わせたユーザーインターフェイスの重要性が改めて再認識されたわけです。丁度この時期には初代X様がディスクに傷が付いても「仕様です」と返して大クレームが発生した時期と重なり、海外企業にとっては受難の年だったのかもしれません。
で、ボーダフォンがたどった末路は言わずもがな
3G政策の失敗は最後まで尾を引き、ナンバーポータビリティが始まると言われた頃は「ボーダフォンは草刈り場」とまで言われるほど、契約者が逃げた会社でもありました。その逆に、auが「着うた」などで大躍進を遂げた時でもあるわけです


そんな時代の暗黒面を見続けた5機種が回収されるのですか・・・。ボーダフォンの亡霊の一つがこれで消え去るわけですね。私にとっても暗黒の時代でしたが(苦笑)。


で、回収後に交換される機種は、PANTONE 3 001SHか740SCだそうで。
・・・802Nや703Nならわからんでもない機種だけど、シャープやソニーエリクソンの8・9シリーズにこの機種なのは何かの嫌がらせなのかと(苦笑)。明らかに前よりスケールダウンしているんだけども、今の機種から見たらこれくらいの価値しかないのね・・・(大泣)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58│Comments(0)TrackBack(0) ケータイ系 

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