数独というパズルゲームをご存知でしょうか。またの名をナンバープレイス(プレース)ともいい、空いているマスに1~9の数字を埋めていき、縦・横の各列や太線で囲まれた3×3のブロック内に同じ数字が複数入ってはいけないというルールの下に展開されていくものです。
1986年に日本で生まれたパズルですが、2005年にイギリスでブームになったのをきっかけに海外でもブレイク。日本でも2006年頃にブレイクしたとも言われています。今でも日本・海外で根強い人気を持っています。
そんな数独を仕事中にやっていたら大目玉なのは間違いないわけで。しかもそれを世界を揺るがす大問題の差中でやっているんだから何ともはや・・・。
2/27にドイツの公共放送が議会の模様を放映した際、対ギリシアの追加支援策を巡る審議を与党議員がしていた最中、ウォルフガング・ジョイブレ財務相はタブレット型のコンピューターで数独をしていたことが判明。そのことで、野党議員だけでなく、与党の一部議員からも痛烈な批判を受ける有様となってしまいました。メディアも(皮肉を込めた)擁護論もあるものの、基本的には横柄だと批判しています。中には、中々ウィットに富んだコメントもあったのですが、当日の誌面をどこかにやってしまったので、失念(泣)。
しかし、審議がつまらないからかレールが敷かれた結論だと知っていたからなのか、遊んでいてはいかんだろうと。日本のように寝るよりマシだというふうにも取れなくはないですけど、片手間でやれるほど議員のお仕事は甘くないと思いたい。
しかも、この人、過去に何回も審議中(EUの会合中)に数独を行っているらしい。あまつさえ、過去に党首の経験もあるというのだから恐れ入ります。こんな人が政治家を務められるというのは、何か日本とドイツがよく似た国民性を持っているということを思わせる一つの材料になるんだろうなぁ・・・。