
このフェアは、東日本大震災で被災した東北3県を中心に、東北地方の名物料理やB-1グランプリに出場した料理をキャンペーンの一環で販売しているものです。
左上から、青森県の十和田バラ焼き弁当、岩手県のいわてまち焼きうどん、宮城県の仙台味噌の焼さば寿司、福島県のなみえ焼そば。
宮城県のものを除いて、B-1グランプリ出場料理として有名で、なみえ焼そばに関しては、他のコンビニでも弁当で展開されていました。
十和田バラ焼き弁当はもう少し玉ねぎの甘みが欲しいかなと思ったものの、シャキシャキの玉ねぎの味わいが甘辛のベルサイユの薔華(ばか)ったれの旨味と肉の旨味で上手いことバランスが取れていますね。
いわてまち焼きうどんは、以前食べたものよりも味付けはしっかりめ。特に、そぼろ肉の辛みが焼きうどんの旨味といい塩梅で絡んでいますね。
仙台味噌の焼さば寿司は、焼さばのトロ加減が絶妙で美味い。ただ、もう少し仙台味噌の味付けが濃くてもいいかなとか思ったり。でも焼さば寿司としてなら十分美味しい。オススメ。
なみえ焼そばは文句なし。濃い味のソースに一味のピリ辛が最高に美味しい。何杯でも食べたくなる美味しさとはこのことを言うんだなぁ・・・。

こちらの方は、味の濃さを味わえる中華まんとしては異例なものなんじゃないかと。
ちなみに、なみえ焼そばは「何事も馬九行久(うまくいく)」という言葉があり、これには「食べれば口福(こうふく)が訪れ、何事も上手く行き、幸せになれる」という意味があるそうです。
その浪江町、福島第一原子力発電所の事故により、放射能汚染が起こったため、半径20km以内の立ち入り禁止区域が町の東半分に設定され、西半分も当初は高濃度の放射能が降り注いだとされています。現在でも町民のほとんどが故郷に帰れないまま避難生活を送り、行政機能も隣の会津若松市に残ったままです。
なみえ焼そばに込められた言葉のように、何事も上手くいくことを心から願っています。


