あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表示)。
度重なる増築により迷路のように入り組んだ中高一貫校でもある私立誠教学園。そこには夕子さんという旧校舎に住むという幽霊がいるという。
その夕子さんを巡る都市伝説を探るのが怪奇調査部。その部員である小此木ももえは、部長(幽霊部長)に一目会いたいと思いながら、新谷貞一と庚(かのえ)霧江と共に今日も夕子さんの都市伝説の謎を解いていく。
しかし、この怪異調査部が設立された本当の理由、それは夕子さんの死因を探るために、夕子さん自身が立ち上げたものだったのだ。そして、ももえ以外は夕子の存在にも気付いているのだった。
というふう。
第1回に関しては、ちょっとした仕掛けが施されており、Aパートでは夕子さんの見えないももこの視点で、Bパートでは夕子さんのいる(つまりは貞一と霧江、そして夕子自身の)視点で描かれており、そこからさらに話が進むという凝ったものになっています(そのため、Bパートは若干長い)。
同じシーンを対比して見せることで、インパクトも十分に与えられるだけでなく、調査部員達の心境もよくわかるので、この手法は十分にアリだと思います。ただ強いて言うなら、マルチ編成的なやり方の方が尺を有効活用できるんでしょうけど、予算の限られた中では、そういった凝った作りができないのはよ~くわかってますから(苦笑)。
各キャラにも個性があるし、夕子自身にも陰影のある人物というのも短いシーンの中で端的に表わせていたと思います。そう考えると、相変わらず大沼さんの表現力は素晴らしいと思えてなりません。
放送局・放送時間の詳細は「続きを読む」にて。

