さて、そんな訴訟合戦でこんな理由で勝ったとしたらどう思うのでしょう、というのが今回の裁判の結果。
ロンドンで行われたアップルとサムスンのiPadを巡る特許訴訟で、裁判所側が「GALAXY TabはiPadほどクールじゃないので、アップルの訴えを棄却する」としたのです。
実にとんちの利いた判決だなと思いましたね。
というのも、サムスンはデザインを重視した端末作りを最近心掛けており、特許の侵害はないので、大手を振って売れることになったものの、デザイン重視の姿勢を見事に否定されたので、今後の商売に響いてしまったわけです。逆にアップルは特許が認められず、GALAXYシリーズとの併売を余儀なくされるものの、iPadは洗練された機種ということはこの訴訟でアピールされたことになったので、皮肉にもこれが売り上げアップの要因になりかねないという、痛み分けとも言い難いが双方何かしらの利益は持ち帰ったという結果になったわけです。
ちなみに、日本への直接的な影響はないと思うのですが、嫌韓と親韓が相半ばするこの日本で、この訴訟どう受け取られるんでしょうかねぇ・・・。
まぁ、私はいいものが生まれるのならば、どこのメーカーとかは基本的に問いませんが(よっぽど企業イメージのひどくない限りは)。



