そのツアーとは、『完成前の高速道路を歩くツアー』(正式な名前は「東海環状・岐阜新スポバスツアー」)。とはいっても、それ以外にも近隣の観光名所を回るというオプション付なのだが。
このツアーを知ったのは、さかのぼること数ヶ月前の新聞の夕刊。テレビ欄の下に載っていた観光案内に思わずくぎ付けになって早速申し込んでしまったのである。
この観光ツアーを組んだのは、NEXCO中日本(中日本高速道路)の観光事業部。まさに高速道路を管理運営する会社だから出来る代物でもあるわけだ。
さて当日、朝9時の10分前までに名古屋駅西口に着いていなければならないのだが、どこにツアー関係者がいるのかわからない(苦笑)。何とかNEXCOの旗を持った随行員を見つけて事なきを得たが、あそこまでわかりにくいとは・・・。
今回のツアー参加者は31人(プラス随行員2人)。40人ほどで満員になるバスで行ったのだから、まぁまぁの人数。以前乗った五箇山号バスツアーより人は多く、かつ年齢層は高め。意外におじいちゃんやおばあちゃんが多かったのが印象的。私くらいの歳は若い部類に(汗)。土曜だったのに土曜だったのに。
今回のスケジュールは、名古屋駅を出発した後、羽島パーキングエリアの休憩を経て、大垣インターを降り、建設の最終段階に入った大垣西インターへ向かい、その後関ヶ原町にある麗守都(レスト)関ヶ原で昼食後、大垣市内にある「奥の細道むすびの地記念館」と岐阜市内にある「長良川うかいミュージアム」を経て、再び名古屋駅に戻るという日帰りツアー。

ところで、今回完成予定のルートは、初の西回り路線。これまで東回り路線は完成してした(まだ一部暫定2車線の区間もあるため、完全完成ではない)のですが、肝心の西回りが政権交代や高速道路無料化絡みで紆余曲折を経て、近年何とか国(国土交通省)から全線建設許可が下りたわけです。
完成は9/15、大垣西インター~養老ジャンクションの約6kmとなります。
なお、写真は新幹線の上を通る高速。余談ですが、新幹線が高速の上を通るのはかなりレアケースという随行員の話を聞いて思わず膝ポン(笑)。

何で散水車がいたのかというと、9/15に完成が迫っているため、車の土や汚れを持ちこむのはよろしくないため。まぁ、引き渡すならきれいな方がいいですわね。そういったわけでタイヤの泥や汚れを落としてから上ることになったわけですよ。

上下1車線はETC、もう1車線は一般というふうになっています。
別のアングルで撮ったのはウィキに載せる予定(ニヤニヤ)。

もちろん次回紹介予定の高速部分だって二度と撮れません。高速道路自体歩くことは道路交通法でダメですからね(緊急時除く)。

急な階段になっていて、細い通路になっています。

細い通路にケーブルが張り巡らさられていて、ますます狭い(苦笑)。
ここでは現場関係者の人が合流し、東海環状自動車道の概要や料金所・インター・ジャンクションに関する説明を受けました。NEXCOが主催する橋コンテストの話も聞きましたよ。
いよいよ、説明の後は、バスに乗って、少し高速内を走った後、高速道路内のウォーキングとなったのでした。

