そんな中、流れに水を差す話題が飛び込んできました。
今年のコミケ出展で「黒子のバスケ」に関連するサークルに対して出展を見合わせるようお願いする事態になりました。
「黒子のバスケ」とは、2009年より週刊少年ジャンプから連載されているバスケットボールを題材にしたマンガで、今年アニメ化もされました。10代の男女から人気があるようで、特に女性の人気は格段すごいと言われています。
今回のコミケの出展数でも上位10傑の中に入るほどの人気ジャンルになっています。
しかし、10月に作者宛てに送られた硫化水素付の脅迫状送付をきっかけに、様々なオンリーイベントなどに対して脅迫状が送られる騒ぎになり、しまいには作者の母校や出版社にも送られる騒ぎになっています。この配慮としてジャンプフェスタでは黒子のバスケ関連のイベントや販売も中止される事態になりました。
いよいよその波がコミケにも押し寄せたと言ってもいいでしょう。今までの事態を鑑みて、同作品関連の同人誌・同人グッズを出展しているサークルに対して出展中止を要請したとのこと。さらにこの件で特別警備体制を取るとのことで、手荷物検査を行うことになりました(入稿されてしまった後の出来事ゆえに、今回の出版物には記載できないため、参加者への周知徹底を計ることを主旨としてこちらの緊急アピールをリンクしておきます)。
はっきり言って、残念至極。またこれが悪しき前例にならなきゃいいけどとも思っています(このあたりは準備会も思っていたらしいのですが、来年以降ビックサイトが借りられない事態に陥るのを避けるために、やむなくこの事態を受け入れることになったらしい)。
この黒子のバスケ関連で初出展した人達には何ともバツの悪いことになってしまい特に残念だと思いますし、悔しいことだと思います。次回以降こうならないためにも、私達にできることは何かないのかと思わされる次第です。
犯人に対しては、個人の感情だけに走ったことがこういった最悪の結末をたどっていることを自覚してほしいし、これからますます事態を悪化させる可能性を秘めていることを自戒してほしいです。速やかに自首して下さい。



