
これは、秋田県の北部にある北秋田市で40年以上食べられていたもので、水に一晩浸したもち米をついてから、バターや砂糖などを練り込んだもの。こうすることで、冬になると固まりやすい餅が固まりにくくなるので、山に向かうマタギ達の携帯食として重宝されたのだそうな。もちろん甘いもの大好きの秋田県民にも好評で、地元ではおやつとしても食べられているのだそうな。
数年前に「秘密のケンミンSHOW」で大好評を博したため、秋田県内をはじめ全国でも評判なのだとか。
その味はというと、意外にもバターの味がしてももち米に合うんですよね。邪魔してないんですよ。よく米をバターライスにして食べることがあるけれども、あれなんでしょうね。あの感覚がもち米になっても変わらないと。
そして甘い(笑)。しつこい甘さじゃないんだけれども、バターとの相乗効果で思った以上に甘く感じるんですよね。でも美味い。
対して、胡桃入りの方は、バターの風味は抑え目かなと。そして胡桃の食感がいいからクセになりましてね(ニヤニヤ)。甘さも大人しめなので、甘いのが苦手な方はこちらの方がいいのかもしれません。
これは確かに美味しいですし、今まで北秋田市内でしか広まらなかったのが謎に感じられるくらい。値段もリーズナブルなので、個人的にはいい土産になるかなと思いますよ、秋田の方々。

