現在開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関するトラックバックテーマから。
さすがに生(1次ラウンドが福岡、2次ラウンドが東京)での観戦はできないですけど、テレビ観戦で時間がある時は必ず見ていますね。あとはこれも時間があればですけど、日本代表戦以外の試合も見てました。台湾代表とキューバ代表の試合がそうですね。さすがに日本との激闘の後だったので、どういう試合展開しているのかが気になったので見ていました。
今回は日本代表が国内組で大丈夫かなと思う中、よく粘っているなと思いますね。特によく言われているのが、2次ラウンドMVPになった中日の井端選手。日本の野球の代名詞とも言えるカットするバッティングでクサイ球を避け、自分の好みの球を誘い込んでヒットを打つか、相手が嫌がって四球を誘い出すわけです。当然球数も増えるわけで、WBCでは投球回数が決まっているだけに、非常に有効的な戦術でもあります。
2次ラウンドは、最初台湾代表と死闘の末に勝利。2戦目のオランダ代表とは16-4という大差で7回コールド勝利を収めました。
敗者トーナメントに回ったオランダ代表は、休日もあり万全の態勢で挑んだキューバ代表との対戦。さすがに連戦になるオランダ代表には気の毒だなと思ったのですが、なぜかキューバ代表とは相性のいいオランダ代表。シーソーゲームの末に9回裏サヨナラ勝ちを収めてしまいました。
ヤクルトのバレンティン選手をはじめ主力3選手を欠き、かつ3連戦になりながらも日本へのリベンジに燃えるオランダ代表、休養十分の日本代表。今日は前のようにはいかないだろうなと思ったのですが、案の定、終盤危ない試合展開になりました。
序盤はオランダ代表に先制アーチを浴びながらも、2回裏に日本らしい攻撃が出て一挙8点。勝ったなと思ったら、7・8回表にオランダ代表の猛攻で一挙に2点差に詰められ、窮地に。最後8回裏に長野(ちょうの)選手のタイムリーで何とか引き離したものの、中継ぎ陣の気の緩みが今後尾を引かなければいいなと思います。打線に関しては、日本ハムの中田選手をはじめ一部の選手で大丈夫かなと思える部分はあるものの、コールド勝ちを収めた最初のオランダ代表との一戦で、何かを掴んだのではないかなと思います。逆にこの一戦で大振りにならないよう戒めてほしいものですが・・・。
今日行われたオランダ代表×日本代表の結果に伴い、日本代表の1位通過が決定し、日程的にも日本時間の3/18に準決勝、3/20に決勝と楽な展開になりました。対戦相手は、プールC・Dからなる2次ラウンドの2位勝者になります。逆にオランダ代表は初の決勝ラウンド進出ながらも2位となり、3/19に準決勝、3/20に決勝と休みの感覚は長くなるものの連戦となり、どちらにエースをつぎ込むか難しい采配を採らなければなりません。対戦相手は、プールC・Dからなる2次ラウンドの1位勝者になります。
そのプールC・Dからなる2次ラウンドはドミニカ共和国(C組1位)・プエルトリコ(C組2位)・アメリカ(D組1位)・イタリア(D組2位)が出場。恐らく、1位がアメリカ、2位がドミニカ共和国かプエルトリコになるのではないかと思います。
いずれにしても負けたら終わりの厳しい戦いになります。選手一人一人各々がベストを尽くしてやってほしいものです。